市の魅力発信や行政のデジタル化で専門部署を設置 渋谷桂司清瀬市長が初の記者会見
清瀬市の渋谷桂司市長は4月8日、市長就任選後初の記者会見を開き、5月1日付けで人事異動と組織改正を実施し、選挙中に訴えた市の魅力発信(シティプロモーション)や行政のデジタル化(DX)実現に向けて専門部署を設置すると明らかにした。
渋谷新市長は記者会見の冒頭、「市民のみなさまの負託を得て当選させていただいた。負託に答えられるような市政運営、市役所の体制づくりに邁進したい」とあいさつした。
特に力を入れるシティープロモーション推進の柱として「豊かな自然環境、都心から電車で30分の恵まれた立地、子育てしやすいまち」の三つを挙げ、「『住んでよかった、住んでみたい』と思ってもらえるようなまちづくり、『まちのブランド化』が必要」と述べた。5月の組織改正のあと、「10月には条例改正や予算の伴う、もう少し大規模な改革を検討している」と述べ、「今後は議会のみなさんとも相談したい」と話した。
自治体職員による初の養蜂事業「みつばちプロジェクト」に関しては、「今後も継続する」と明言。「(亡くなった)前市長、前副市長の下で進められてきた」と振り返った上で、「どういう方向で進めるか、今後庁内で検討する」と述べた。
今回の市長選の投票率が39.41%となり、前回より13ポイントあまり下回った点を問われると、「統一地方選挙として実施される市長選挙はほぼ50%台だが、そこを外れると、(今回の清瀬市長選の投票率と)同じような傾向が見受けられる」と指摘。「盛り上がりが欠けたとか注目度が上がらなかったと指摘される点に関しては、発信が届かなかったのではないかと反省している」と語り、「多くの市民の要望や意見をしっかり検証して、市政に反映することが求められる」と述べて今後の市政の課題とした。
記者とのやり取りの中で渋谷市長は「今後は記者会見を毎月開きたい」と述べ、「清瀬ブランド」発信に意欲を見せた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・清瀬市(HP)
・東京清瀬市みつばちプロジェクト(清瀬市)
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専門用語を分かりやすくするため、見出しや本文を一部、書き改めました。(北嶋)