初夏の花が大寒を前に全開
しばらく遠ざかっていた散歩コースを歩いていたら、初夏に咲くゼニアオイがたくさん花をつけているのを見つけて驚いた。1月16日午後。狂い咲きと片付けるにははばかるような健気さに圧倒されて、雨の中をしばし立ち尽くした。
大寒(1月20日)間近のいちばん寒さが厳しいこの時期に、ゼニアオイが咲くことはまずあり得ない。地球温暖化に伴う異常気象のなせる業かとも考えたが、ゼニアオイは何も語ってくれないので、原因はわからない。
地中海周辺から西アジアにかけてが、ゼニアオイの原産地。江戸時代末に中国から観賞用として渡来した。花屋で買えるが、一部は野生化している。花期は初夏から真夏と長い。
東久留米市内のごく普通の道端に咲いているが、そっとしておきたいので、場所は秘密。興味のある方は探してみてください。
(鈴木信幸)
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