清瀬・東久留米ホスピス緩和ケア週間始まる 東久留米市役所 屋内ひろばで10月13日まで

投稿者: カテゴリー: 健康・福祉 オン 2023年9月30日

 「清瀬・東久留米ホスピス緩和ケア週間」が今年も10月2日(月)午後から10月13日(金)午前まで、東久留米市役所屋内ひろばで開催される。「緩和ケアってなぁに?」と題して緩和ケアやホスピス、自宅での緩和ケアについての説明や医療機関の情報などの資料配布、ACP(人生会議)*についてのポスター展示などを行う。清瀬市と東久留米市の医療機関など、緩和ケアに関わる8団体で構成される実行委員会による主催。

 

ちらし

ホスピス緩和ケア週間告知チラシ

 

 「ホスピス緩和ケア週間」とは、10月の第2土曜日に設定される「世界ホスピス緩和ケアデー」を最終日とした一週間のことで、資料配布やパネル展示などで緩和ケアの普及啓発を進める取り組み。今年は「緩和ケアとともに思いやりのある地域社会を創る」をテーマに世界各国でさまざまなイベントが開催される。

 

会場風景

会場の様子(東久留米市役所 屋内ひろば)

 

 今年は近隣地域でがんサロンなどの活動をしている患者支援団体を紹介するスペースを拡大した。清瀬市、東久留米市、西東京市、小平市などの団体資料が並ぶ。誰でも参加できるものから、子育て中の女性がん患者向けのものや、医療従事者も参加して開催されるものなど、それぞれ特徴がある。

 その中のひとつ、今年15周年を迎える「東久留米がん哲学外来・メディカルカフェ」の運営スタッフ小林真弓さんは日頃の活動について、「優しくあたたかく居心地のよいカフェ」をモットーに、多くの患者さんが、垣根を越えた様々な方との対話により「病気であっても病人ではない」という安心した人生を送れるように、寄り添っていきたいと思っています。」と語る。

 

がん哲学外来

コロナ禍以降広い空間で開催される東久留米がん哲学外来・メディカルカフェの様子

 

 東久留米がん哲学外来は10月22日(日)に東久留米市内のクリスチャン・アカデミー・イン・ジャパン(CAJ)で15周年記念会を行う。

 がんなどの病気と共存しながら地域で安心して暮らす社会を実現するためには、医療、福祉、地域が連携して患者のありのままを受け入れる土壌を整えることが望まれる。自分の住む地域でどのようなサポート体制があるのかを知っておくことは、より豊かに生きるためのヒントになるのではないだろうか。

注)ACP(Advance Care Planning)とは、将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援する取り組みのこと。(日本医師会ホームページより)

 

 

髙倉理恵
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