第10中の給食は自校方式 空き家実態調査は7月

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年6月7日

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 西東京市議会第2回定例会の一般質問が6月6日(月)から始まった。この日は(仮称)第10中学校の給食室設置や空き家対策などについて市から新たな方針が示された。

 10中に給食室
 ひばりが丘団地に建設予定の(仮称)第10中学校校舎に給食室を設置し、自校調理方式で給食を提供することになった。同中は完成後2年間、近くにある中原小学校が建て替え中の仮校舎として使用するため、給食室は仮設置か校舎内設置か未定だった。学校給食運営審議会が5月に「(第10中の)給食室は校舎内に設置し、中原小が移転後の給食提供は自校方式とすることが妥当」との意見書をまとめたことを受けて決定した。西東京市の中学校給食は、小学校(親)で調理し、中学校(子)に提供する「親子方式」が基本だったが、第10中は特別扱いとなる。中学校の給食提供方式は今後学校給食運営審で審議する。前田哲教育長と手塚光利教育部長が二木孝之議員(民主改革フォーラム)の質問に答えて明らかにした。

 空き家実態調査
 空き家対策が動き出した。これまで市に苦情があっても解決せず、周辺に影響を及ぼしている15軒を取り上げ、「空家等対策の推進に関する特別措置法」で定める「特定空家」かどうか、専門業者に判定してもらう実態調査を7月中旬をめどに実施。データベースに登録して台帳の整備を図る。「倒壊の恐れがあり保安上危険」「衛生上有害の恐れがある」などから「特定空家」と判定されると、所有者への助言、指導、勧告、代執行などが可能になる。空き家問題の受け付け窓口はみどり環境部環境保全課になった。丸山浩一市長と松川聡みどり環境部長が二木議員、田代伸之議員(公明党)の質問に答えた。

 公園実態調査も
 西東京市の公園配置計画を策定するため、市民協働で公園実態調査を始める。7月から公園ボランティアや公募市民らが、ワークショップや公園のフィールド調査をしながら、公園づくりについて話し合う。丸山市長は「西東京市の公園は数はあるけれど小さなものが多く、地域格差もある。市民協働で計画の基礎資料を作りたい」と述べた。かとう涼子議員(生活者ネットワーク)の質問に答えた。

 ドライブレコーダー導入
 事故の状況を把握し、安全運転などを図るため、市の公用車にドライブレコーダーを導入することになった。今年度はゴミ収集車15台に取り付ける。みどり環境部によると、東京都の各市のうち公用車にドライブレコーダーを導入しているのは八王子市の例があるという。二木議員の質問に丸山市長が答えた。

 認知症簡易チェック
 認知症を診断できる簡易チェックサイトも動き出した。「本人向け」と「家族介護向け」の二通りがある。「知っている人の名前が思い出せない」「物のしまい場所を忘れる」「今していることを忘れる」などの質問に答えていくと、最後に判定結果が分かる。同時に「相談先」や「認知症予防の10カ条」のページが案内される。丸山市長が田代議員の質問に答えた。

 この日は民主改革フォーラムの二木孝之、森信一、坂井かずひこの3議員、生活者ネットワークの後藤ゆう子、かとう涼子の2議員、公明党の田代伸之議員の計6人が質問に立った。
(北嶋孝)

【関連リンク】
・(仮称)第10中学校建替基本プラン(西東京市Web
・市民協働での公園実態調査 公園づくりについて話し合う 参加者を募集(西東京市Web
・認知症のチェックをしませんか?(西東京市Web

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