稲垣議長辞任、新議長選出へ 西東京市第1回臨時会14日も
西東京市議会の2017年第1回臨時会が2月13日開かれた。本会議で同市選挙管理委員会委員らを決めた後に稲垣裕二議長が辞表を提出して許可され、新議長選出のため暫時休憩に入った。各会派の話し合いが長引き、会期を1日延長して14日も調整を続けることになった。
この日午前10時に稲垣議長が本会議を開会。曽根原良仁さんら4人の新しい選挙管理委員会委員と補充員4人を決めた。任期は今年3月9日から4年間となる。現在の委員の任期は、2017年3月8日まで。
稲垣議長はその後「一身上の都合」で辞職願いを提出。午前10時40分過ぎに再開された本会議で許可された。その後、会派代表者会議を開くなど議長選出の調整が続いたが、結論は出なかった。このため午後4時20分過ぎに開いた本会議で臨時会の会期を1日延長し、14日も新議長選出の話し合いを続けることになった。
稲垣氏は、2014年12月の市会議員選挙後に始めて開かれた2015年2月の臨時会で議長に選出された。地方自治法によると、「議長および副議長の任期は議員の任期による」(第103条2項)となっているが、「西東京市議会は慣例で、議員任期の折り返しとなる2年になっている」(議会事務局)という。
選挙管理委員会委員の選出や議長辞任などに先だって、丸山浩一市長は開会直後に発言を求め、先の市長選挙で再選されたことを報告。「次世代に責任を持つ自治体経営を果たし、健康応援都市実現ため全力で取り組む」などと述べた。
(北嶋孝)
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