
師岡武男著「『対案力』養成講座」に日本労働ペンクラブ賞 ひばりタイムス連載コラムを収録
ひばりタイムスの連載コラムなどをまとめた師岡武男著「『対案力』養成講座」(言視舎)がこのほど、労働問題などの分野で優れた著作に与えられる「日本労働ペンクラブ賞」を受賞した。(写真は、賞状とトロフィーを持つ師岡武男さん。西東京市ひばりが丘の自宅)
日本労働ペンクラブ(山田計一代表)は、労働、雇用、社会保障などの分野に関心を持つジャーナリスト、研究者など約190人が集う民間団体。1981年(昭和56年)に発足し、研究会、視察見学、国際交流を重ねてきたほか、日本労働ペンクラブ賞の選定も続けてきた。
同賞の選考委員会報告は「『対案力』養成講座」の受賞理由について、「企業本位に偏るアベノミックスに、生活の向上に資する財政政策の発動を提言、かつ労働組合とジャーナリストもそのあり方を問う労作で、労働ベンクラブ賞に相応しい」としている。
同クラブの総会が1月13日、都内で開かれた。当日発表された労働ペンクラブ賞の受賞作は「『対案力』養成講座」のほか、各国の労働運動の動向をまとめた小島正剛著「グローバル連帯 落穂ひろい」だった。
「『対案力』養成講座」の著者師岡さんは共同通信社経済部記者を経て編集委員、論説委員を歴任した。現在95歳。労働運動にも詳しく、現役のジャーナリストで経済評論家。ひばりタイムス創刊以来、連載コラム「百音風発」で、暮らしと経済の分析を通じ、格差や貧困、差別の是正を求め、豊かな社会の実現を訴えてきた。
(北嶋孝)(写真は、師岡さん提供)
(注)『「対案力」養成講座』は言視舎発行。四六判・並製、全214ページ。本体価格1700円。
【関連情報】
・日本労働ペンクラブ(HP)
・「対案力」養成講座(言視舎)
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