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田無神社で茶道体験 「和敬清寂」の心を学ぶ

By in 歴史・伝統, 芸術・文化 on 2018年4月17日

参集殿でお茶のいただき方を学ぶ

 西東京市にある田無神社の参集殿で4月15日、茶道体験教室が開かれた。同神社と西東京市茶道(ちゃどう)華道文化協会が共催した。同神社の宮司が境内を案内した後、協会メンバーが茶道の手ほどきをした。

 当日、教室は3回開かれ、国の登録有形文化財である参集殿には、合わせて約30人が集まった。同協会のメンバーが、茶道の心を説き、茶室の歩き方、床の間の拝見、茶の飲み方などを丁寧に説明した。一人ずつ茶碗を愛で、持ち方を確かめながら抹茶を味わった。さらに茶筅を使いお点前を体験した。記者も試してみたが、ふんわり滑らかに泡立てるのは難しかった。

 

茶筅でお茶を点てる

 

 同会の藤森文子さんは、「茶道の心は千利休の言葉『和敬清寂』にあります。人との調和、感謝の気持ち、心身の清め、何事にも動じない静かな心を体得するためにお茶をやっています。この心が少しでも多くの人に伝わるように努めてまいります」と語った。

 田無神社によると、同神社は鎌倉期に現在の市立田無第二中学校プール前辺り、宮山に創立され、1670年現在の地に移転したという。境内を案内した賀陽智之宮司は、「一番自慢したいのは神輿です」と笑顔で解説したり、「田無神社の本殿、幣殿、拝殿合わせて東京都の文化財です。特に本殿の彫刻は江戸期の名工、嶋村俊表がつくった素晴らしい作品です。この4月1日、本殿、拝殿は東京都景観条例の『特に景観上重要な歴史的建造物等』に選定されました。都内の神社は2つだけです」などと真剣な表情で説明した。

 

神輿の前で解説を聴きながら見学

嶋村俊表の彫刻を説明する賀陽宮司

 

 同神社は地域に開かれた神社として、参集殿を開放して茶道、書道教室などが開かれており、季節には本殿前に七夕短冊トンネルを作り、子どもたちに願い事を書いてもらうなどさまざまな行事を行っている。
(柿本珠枝)

 

【関連リンク】
・茶道体験教室開催(田無神社
・特に景観上重要な歴史的建造物等一覧(東京都都市整備局

 

【筆者略歴】
柿本珠枝(かきもと・たまえ)
 旧保谷市で育ち、現在西東京市田無町在住。1998年(株)エフエム西東京開局から携わり、行政や医療番組、防災、選挙特番など担当。地域に根差した記者としても活動している。

 

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