子ども山車が練り歩く ひばりが丘団地を親子で「ワッショイ」

投稿者: カテゴリー: 暮らし オン 2018年7月16日

木陰を縫うように出発、進行

 ひばりが丘団地で7月15日午前、子どもたちが引く山車が、かわいい掛け声とともに練り歩いた。団地内の分譲マンション居住者を中心に約50人の親子らが参加。団地自治会主催の「夏まつり」を盛り上げた。

 小ぶりの神輿をアルミ製のリヤカーに乗せ、ボランティアスタッフが舵取り役を務める。紅白の長い引き綱を、20数人の子どもたちが手に取って進む。両側にほぼ同数のお母さん、お父さん。互いに言葉を交わし、笑顔がはじけそう。「ワッショイ、ワッショイ」。かわいい掛け声よりも、大人の声が大きいかな…。揃いの法被も大小さまざま。「小若連」「子供連」などのネームが入っている。

 

子どもも大人も練り歩く

 一行は行く先々で、散歩している親子に出会うと「入りませんか」。年輩のおばさんたちが外に出てきて拍手で迎える。30度を超える暑さもあって、休憩を挟んで30分余りの巡行だった。参加した照屋慶祐くん(4つ)は日傘のお母さん、お父さんらと一緒。「汗が止まらないや」。流れる汗をタオルでぬぐいながら、元気いっぱいだった。

(クリックで拡大)

 子ども山車は、マンション居住者らでつくる一般社団法人「まちにわひばりが丘」が言い出し役。東久留米市の子ども神輿を借り受け、昨年「夏まつり」に自主参加した。2回目の今年は正式参加。まちにわひばりが丘事務局長の高村和明さん(33)は「小さい子どもたちが担ぐにはちょっと重すぎるので、神輿はリヤカーに乗せ、引っぱることにしました」と「神輿」から「山車」に変わった事情を教えてくれた。「今年は正式に『夏まつり』のポスターにも載り、行事に加えていただいた。これからも自治会の方々とともにお祭を盛り上げたい」と話している。

 自治会長の篠原重信さん(67)は団地住まいが長い。「住み始めて39年になります。入居当時すでに『夏まつり』がありました。子どもの神輿もあったんですよ。いつだったか、消えてからだいぶ経ちますね」と振り返る。「昨年『まちにわ』さんから声が掛かってよかった。久しぶりの復活だと好評でした。今年は大いにやってくれ、と大歓迎です」と話していた。

 

みんなで記念撮影

 

 団地自治会は、古くからの賃貸住宅居住者らで構成。発足間もなく「夏まつり」を実施してきたという。今年は14日と15日、近くのたんぽぽ広場を中心に開かれた。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・まちにわひばりが丘(HP

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