Print This Post Print This Post

大工さんや左官屋さんに挑戦 江戸東京たてもの園で職人体験

By in 子育て・教育, 歴史・伝統 on 2018年10月29日

経師職人に教わりながら障子紙を貼る

 普段触れることの少ない大工や左官の仕事を職人に教わりながら体験できる「体験!発見!職人さん」が10月27、28日、都立小金井公園内の江戸東京たてもの園(東京都小金井市桜町3丁目)で開かれた。

 1993年に東京都が開園した江戸東京たてもの園は、江戸時代から昭和中期までの歴史的建造物30棟を移築し、復元・展示している。建物や庭園を保存するため定期的に手入れと補修をしている職人たちの手仕事を知ってもらおうと、毎年この催しを無料で開いてきた。

 

左官職人に教わりながら土壁塗りに挑戦

 

 「コテを下から上に、ね」「こんな感じ?」「そうそう、センスいいねぇ」。屋外の「体験コーナー」では、男の子が左官職人に教わりながら土壁塗りに挑戦していた。近所から母親と一緒に来たという。体験後は「気持ちよかった。もう一度やってみたい」と声を弾ませた。

 庭園や樹木を手入れする植木職人による「垣根の結び方教室」や「ミニ庭園づくり」には親子連れが数多く参加。のこぎりや金づちなど大工道具の使い方を教わる場では、「かつお節みたい」と自分が削ったかんな屑を透かし見ては香りをかぐ少年の姿も。

 

自分が削ったかんな屑の香りをかぐ男の子

来園者と気軽に言葉を交わす「江戸筆」の職人

 

 屋内では、子宝湯(銭湯)で畳職人による畳表を使ったコースターや花びん敷作り。高橋是清邸では建具を修繕している経師(きょうじ)職人が障子紙の張り方を指導した。張り替えた障子12張は実際に客間で使われるという。

 万徳旅館や川野商店(和傘問屋)などを会場とした「発見コーナー」では、江戸木彫刻、東京無地染、江戸すだれなど東京の伝統工芸を守る職人が6人ずつ日替わりで熟練の技を披露した。伝統的な建築物に職人たちの姿がしっくりなじみ、来園者となごやかに言葉を交わしていた。
(片岡義博)(写真:筆者提供)

 

【関連サイト】
・江戸東京たてもの園(HP

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社記者から2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)。

 

(Visited 48 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA