小金井公園の桜が満開 たてもの園で「武蔵野の歴史と民俗」展
桜の名所として知られる都立小金井公園。快晴の4月4日は平日にもかかわらず、満開の桜を楽しむ多くの花見客で賑わった。土日の6、7日には桜見物のピークを迎えそうだ。
園内にはヤマザクラ、サトザクラ、ソメイヨシノなど50種、約1700本の桜が植えられている。園の西端にある「桜の園」にはボランティア団体「桜守の会」が手入れしているさまざまな種類の桜約330本が咲き乱れている。
江戸東京たてもの園前の広場は、視界いっぱいの桜が広がる絶好の花見スポットだ。老若男女が宴を催している中で外国人の姿も目立った。
春休み中とあって、子どもたちが駆け回る姿がここかしこで見られ、とくに大型アスレチック遊具やトランポリン、ソリ専用ゲレンデは大人気だった。
桜と春の陽気を堪能したら、屋内で静かにいにしえの文化に触れてはどうだろう。
江戸東京たてもの園内では、古代から近現代に至る武蔵野のあゆみをテーマにした「武蔵野の歴史と民俗」展が開催されている(6月23日まで)。
縄文時代の丸木舟など、たてもの園の前身「武蔵野郷土館」が収集した考古資料を中心に、武蔵野の生業や生活、信仰、娯楽に関する民俗・美術資料を紹介している。4月27日には学芸員が展示のみどころを解説するミュージアムトークが開かれる。(片岡義博)
【関連リンク】
・小金井公園(東京都公園協会)
・「武蔵野の歴史と民俗」展(江戸東京たてもの園)
【筆者略歴】
片岡義博(かたおか・よしひろ)
1962年生まれ。共同通信社記者から2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)。
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