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たてもの園フェスティバル始まる 28日まで大学連携企画や音楽会

By in 歴史・伝統, 学ぶ, 楽しむ on 2019年3月21日

「絹のひみつをみてみよう」では東京農工大学の学生が解説

 都立小金井公園内の江戸東京たてもの園(小金井市)で3月21日、恒例の「たてもの園フェスティバル」が始まった。歴史的な建物を利用した音楽会や大学との連携企画、大道芸など、大人から子どもまでが楽しめるさまざまなイベントが28日まで繰り広げられる。

 毎年、春分の日に開いていたが、昨年から8日間に延長。身体を使って建築を表現する「けんちく体操」や、多摩産のヒノキを使ったクラフトワークショップ、銭湯内の響きを生かしたクラシック奏者による音楽会、マジックやパントマイムなどの大道芸といったイベントを日替わりで催していく。最終日の28日は入園無料になる。

 この日、盛況だったのは「西川家別邸」で開かれた東京農工大学協力企画「絹のひみつをみてみよう」。同大科学博物館の支援学生団体「musset」(ミュゼット)の学生メンバーが、蚕の繭から絹糸を作るまでの化学的なプロセスを顕微鏡画像やパネル、生糸の現物を示しながら解説すると、参加者から次々と質問が飛び出した。

 解説した女性は「生糸は人間の手が加わって初めて糸製品になることを知ってほしかった。実物を触ってもらいながら説明したのがよかったと思う」と話した。

 

「自然素材で『始原の小屋』をつくる」プロジェクトに参加する法政大学生チームによるプレゼン

 

 屋外では、法政大学デザイン工学部建築学科による「自然素材で『始原の小屋』をつくる」プロジェクトが始まった。3つの学生チームが木や土、石など自然素材を使って、創意工夫を凝らした小屋を8日間で公開制作し、最終日に審査と講評を行う。

 開会式で学生チームは、それぞれ「引張ハウス」「テンセグリティ」「ごちそうの小屋」の作品名で作る小屋をプレゼンテーション。審査員の一人の陣内秀信・法政大学特任教授は「建築の原点に戻り、これまでにない発想とアプローチで新たな工法や形態にチャレンジしてほしい」と激励した。

 

明治初期の文具店「武居三省堂」で記録映像を見る子どもたち

「たてものなぞ解きラリー」に参加してスタンプをもらう親子連れ

 

 各棟では復元建造物の記録映像をビデオ上映している。子どもたちに大人気なのは、園内の建物に関するクイズを解きながら各棟を巡る「たてものなぞ解きラリー」だ。エコバッグに押すスタンプを集めるために親子で謎解きを楽しんでいた。
(片岡義博)

 

【関連リンク】
・たてもの園フェスティバル(江戸東京たてもの園
・東京農工大学 科学博物館 公認 支援学生団体 musset(みゅぜっと)の公式アカウント(twitter

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社記者から2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)。

 

 

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