東久留米市と自由学園が包括的連携協力協定 向山緑地の若返り事業で協働

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙環境・災害 オン 2019年2月27日

協定書を持つ自由学園の村山順吉理事長(左)と東久留米市の並木克巳市長(右)

 東久留米市(並木克巳市長)と学校法人自由学園(村山順吉理事長)が2月26日、包括的連携協力協定を締結した。協定には地域の課題解決や人材育成をともに進めるなど9項目が盛り込まれ、今年は向山緑地の若返り事業を協働実施する。

 並木市長は「東久留米市と自由学園は自然環境保護や防災面で長年にわたり相互協力してきた」と述べて交流と協定締結の流れを振り返った。そのうえで、「向山緑地の老木伐採と若木の植樹によって緑地の若返りを図り、親子参加型事業として森林環境教育を実施して、自由学園がこれまで取り組んできた見識やノウハウをご教示いただき、協働により事業を進めたい」と語った。

 村山理事長は「自由学園は2021年に創立100周年を迎えます。昭和9年(1934年)に、目白から東久留米の南沢キャンパスに移転して以来、長年にわたる地域との関係をさらによくしたいと考えていました。その折りに東久留米市から向山緑地『水源の森』の若返り事業協力の話をいただき、協定を締結する運びとなりました」などと述べた。

 

記念撮影する東久留米市と自由学園の関係者(東久留米市役所)

 

 向山緑地は東久留米市南沢3丁目に広がる。自由学園のキャンパスを流れる立野川の水源地であり、学園は移転当初から調査、研究を続けてきた。最近では2012年に発足した市民団体「向山緑地・立野川勉強会」らと一緒に「水源の森」の調査、保全活動を続けている。

 東久留米市は2016年11月に亜細亜大学と包括的連携協力協定を結び、自由学園は2例目。自由学園も戦後、植林と育林を続けている名栗地区(旧名栗村)のある埼玉県飯能市と今年1月、森林整備・森林環境教育に関する連携協力協定を結んでいる。
(北嶋孝)(写真はともに東久留米市提供)

 

【関連リンク】
・東久留米市と学校法人自由学園で包括連携協定を締結します(東久留米市
・学校法人自由学園が東久留米市と包括連携協力協定を締結(自由学園

 

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