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ペデストリアンデッキでミニライブ 青空の下、田無駅北口に多彩な音楽

By in 芸術・文化, 催事・集会, 楽しむ on 2019年5月13日

ライブの最初は西東京フィルの木管五重奏。挨拶する西田克彦さん

 西武新宿線田無駅北口のペデストリアンデッキの一角で5月12日、小さな演奏会が開かれた。略して「西東京ペデライブ」。木管五重奏や吹奏楽、生ギターバンドと歌姫も登場し、ひなびたバイオリンの音色が印象的なアイリッシュ音楽の演奏も。多彩な音楽に誘われて、行き交う人も足を止めてしばし耳を傾け、憩いのひとときを楽しんだ。

 演奏は午前11時過ぎから始まった。最初に登場したのは、西東京フィルハーモニーの木管五重奏。ホルンを手に、西田克彦さんが「今日が、ペデライブの新しいスタートになります」と挨拶した。西田さんは、このライブを主催した一般社団法人西東京市文化芸術振興会の副会長を務め、言葉に思いが籠もる。有名なハイドンの「ディベルティメント変ロ長調」の演奏で口火を切った。

 

西東京フィルの木管五重奏

笑いに包まれたボンボンロールのミニステージ

 

 次に演奏したのは「ボンボンロール」。青と赤の被り物を頭に付けた女性二人が、ギターや打楽器「カホン」をバックに、特殊詐欺の危険を歌う。笑いと拍手に包まれて出番が終わった。

 昼過ぎからギターバンド「The Middle Age」が登場して「デイ・ドリーム・ビリーバー」や「上を向いて歩こう」などを演奏。司会・進行役の中村麻美さんが歌姫に早変わりして仲間に加わり、柔らかなボーカルを披露した。その後は、保谷高校OB吹奏楽団、オペラのアリアなどをピアノ伴奏で歌う「ARTE」、大人のポップスやジャズを取り上げる「Mami & The Hot Streets」、アイリッシュ音楽の「モンロー」、最後はピアノ弾き語りシンガーソングライターの小鳥遊音(たかなし・おと)さんが自作を披露した。小鳥遊さんは直前になって出演が決まった。

 

The Middle Ageは大人の雰囲気

足を止めて演奏に耳を傾ける人たち

 

 この催しは、西東京市文化芸術振興会が昨年夏ごろから準備。田無駅北口のペデストリアンデッキのミニライブを定期的に開いて賑わいを起こし、西東京市のあらたな名物、名所を目指している。副会長の西田さんは「次は9月の予定です。出演する音楽家や団体だけでなく、商店街の方々の出店が開けるようになったらいいですね」と話した。

 企画の話し合いに参加し、この日はバンド演奏のステージにも立った中村晋也さんは同会の広報部長。「滑り出しとしては上々ではないでしょうか。ライブが続いている間は満遍なく、多くの人たちが耳を傾けてくれました。出演した人たちは次も参加したいと言っています。ホームページで次回の出演者を募集したら、もう3組の申し込みがありました」と言う。

 今回は「第0回」と名付けたプレライブ。9月16日の第1回に向けた検証の場でもあった。周辺環境への配慮は手を尽くした。周辺商店にも挨拶したほか、高層住宅の人びとにチラシを配布して理解をお願いした。そのほか出演者側には、音の大きさに気を付けてエレキ楽器は止め、アコースティックにするよう依頼。懸念した演奏へのクレームはなかった。

 しかし反省点も。ペデストリアンデッキには点字ブロックが敷かれている。ところが演奏中、お客さんが立ち止まり塞いでしまうことが分かった。次の課題になった。

 この日は初夏を思わせる日射しの下、汗ばむほどの陽気だった。いつもと異なるひととき。駅頭のデッキに爽やかな音楽が流れる最初の小さな一歩となった。次は、もっと大きな一歩が待っている。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・第0回 西東京ペデライブ(西東京市文化芸術振興会
・第1回 西東京ペデライブ参加者募集中(西東京市文化芸術振興会

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One thought on “ペデストリアンデッキでミニライブ 青空の下、田無駅北口に多彩な音楽

  1. 中川航一
    1

    第0回、残念ながら行けませんでした。素晴らしいイヴェントだったんですね。チラシやポスターを目にしませんでした。ひばりタイムスも毎回見ているのに、見落としていました。

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