「ロクト大昆虫展」が7月13日スタート 多摩六都科学館で見る、触れる、食べる…

投稿者: カテゴリー: 暮らし文化 オン 2019年7月12日

色鮮やかなチョウの標本

 カブトムシ、クワガタ、チョウ、セミなど約2000点を超える昆虫標本はもちろん、生きた昆虫を集め、実際に触れることもできる「ロクト大昆虫展2019」が7月13日(土)から西東京市の多摩六都科学館で始まる。昆虫のスケッチや標本作りの教室が開かれるほか、併設のカフェで昆虫食のスペシャルメニューも登場する。9月1日(日)まで続く夏の特別企画展だ。

 「大昆虫展」は3年ごとに開かれる夏の人気企画。7月11日(木)に開かれた関係者の内覧会では、約130箱の標本が会場のパネルに所狭しと並んでいた。

 

カブトムシ(上)クワガタ(下)のコーナー

 

 巨大やカブトムシ、種類の多いクワガタなどのほか、セミ、ナナフシ、カメムシなどの標本箱が並ぶ。華やかなのは、チョウのコーナー。極彩色の大小のチョウが所狭しと並んでいる。特に、青く輝くモルフォチョウがひときわ目立っていた。

 

モルフォチョウのきらびやかな標本

 

 企画に協力した「むさしの自然史研究会」代表の須田研司さんは「標本は約2500点になりました。クワガタやチョウなどの標本は足先、羽の先も揃っています。昆虫標本は紫外線で欠ける部分が出ることが多いのですが、展示したのはUVカットのフィルムを貼ってしっかり管理しました」と話している。

 標本だけでなく、生きた昆虫も展示されていた。「生体展示コーナー」には、クワガタやカブトムシがずらり。「タッチコーナー」では、カブトとクワガタに手で触れることもできる。偶数日はクワガタ、奇数日はカブトムシを予定している。

 

生きた昆虫を観察

クワガタに触れてみる!

 

 イラストレーターのじゅえき太郎さんの原画コーナーは、昆虫を描いた水彩画が約50枚、カラーの精密画が15枚が壁一面に掲載されている。じゅえきさんは8月25日(日)に開く昆虫スケッチ教室の講師を務める予定。このほか昆虫標本作り教室が7月27日から開かれる。

 

壁一面に掲載された原画の数々

 エントランスコーナーでは、生きたカブトやクワガタや昆虫の標本、昆虫採取グッズなども販売する。

 科学館に併設のカフェ「六都なおきち」はコラボ企画として、昆虫食の「コオロギパフェ」(880円)やバッタやアリなどの「昆虫クルトンのヴィシソワーズ」など限定メニューを1日それぞれ10食限定で用意する。

 見る、触れる、食べる…。昆虫を多角的に学べる「大昆虫展」の開催期間は 7月13日(土)から 9月1日(日)まで。休館日や開館時間など詳細は科学館のホームページを参照。参加費は入館料のみ(大人500円、4歳~高校生200円)。
(北嶋孝)

 

 

チラシ(クリックで拡大)

【関連リンク】
・夏の特別企画展 ロクト大昆虫展 2019(多摩六都科学館
・カフェで昆虫食「コオロギパフェ」登場!(多摩六都科学館

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