華麗な衣装で情熱のダンス 花小金井駅前でサンバフェスティバル
夏を盛り上げる恒例「サンバフェスティバル」が7月15日夕、西武新宿線花小金井駅前で開催された。華やなかな衣装をまとったダンサーたちが情熱的なリズムに乗ってパワフルなダンスを披露した。
約120店舗が加盟する花小金井商栄会が中心となって開く「夏祭り」の一つで、例年一万人ほどの人出でごった返す。前日の14日には神輿や和太鼓が繰り出す「花小金井祭礼」が開かれ、周辺は出店で賑わった。
小雨が降る中、午後5時半ごろから北口駅ロータリーに、にぎやかなパーカッションのリズムに乗ってダンサーたちがステップを刻みながら登場。カラフルな背負い羽にタンガと呼ばれる肌を露出する衣装を着けた女性ダンサー、華麗な足技を披露する男性ダンサー、打楽器隊などからなる8つのサンバチームが周辺を練り歩いた。
沿道に並ぶ見物客からは掛け声がかかり、ダンサーとハイタッチする姿も。雨の街は熱気に包まれた。
リオのカーニバルを模したサンバイベントは1980年代から神戸や浅草で開かれるようになり、誰もが楽しめる明るくエネルギッシュなイベントとして全国各地に定着してきた。小平市では花小金井のほか、西武多摩湖線一橋学園駅周辺でも七夕にサンバカーニバルが行われている。
(片岡義博)
【関連リンク】
・花小金井北口駅前夏祭り(花小金井祭礼・サンバフェスティバル)(花小金井商栄会)
【筆者略歴】
片岡義博(かたおか・よしひろ)
1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)
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