いこいの広場

公園ではのどかな光景も 緊急事態宣言後の小平市内

投稿者: カテゴリー: 健康・福祉環境・災害 オン 2020年4月9日

 政府の緊急事態宣言を受けて自分が住む町はどう変わったか。限られた範囲ではあっても記録しておこう。晴れ上がった4月8日午後、自転車に乗って小平市内を見て回った。(写真:小金井公園ではいつもののどかな光景が広がっていた(4月8日午後2時30分))

 自宅マンションの管理会社は、宣言を受けて居住者と従業員の接触を避けるためコミュニティルームやキッズルームなどの共用施設を閉鎖し、管理員や清掃員ら業務スタッフを宣言発令中の約1カ月間は休業とすることを決めた。

 商店街では前日まで営業していた飲食店やパチンコ店、スポーツジム、300円ショップなどは軒並み「臨時休業」を伝える告知を張り出している。駆け込み客が相次いでいると報じられた理美容店を覗くと、ほとんど客は見当たらない。ある理髪店では店のドアに消毒ボトルをぶら下げて、「入店前にアルコール消毒をお願いしています」との張り紙。行きつけの喫茶店は店内での飲食をストップし、臨時のテイクアウトでやりくりしていた。

 

臨時のテイクアウトを始めた喫茶店

 

 確かに人通りは普段に比べて少し減ったようにも見えるが、「緊急事態」が示す切迫感にはほど遠い。スーパーは混雑しておらず、極端な買いだめも見られないが、レジに並ぶ列は十分な距離を確保していない。

 グリーロードでは犬を散歩に連れ出した人たちが立ち話をし、たけのこ公園では散りゆく桜をシートに座って眺める数人のグループもいた。小金井公園では家族や仲間らがテントやシートでくつろいだり凧揚げやボール遊びに興じたりする、いつもののどかな光景が広がっていた。

 フリーランスの給付金申請について尋ねようと小平市役所に行った。支援を相談する個人事業者たちでごった返しているかと思ったが、普段と変わらない。総合案内で示された産業振興課に行くと、「手続き窓口が市町村なのか都なのかもまだ決まっていません。私たちも待っている状態で、何か決まったらホームページで案内します」と「新型コロナウイルス感染症に係る緊急支援策」と書かれた都のチラシを手渡された。

 外出自粛のストレスが溜まっているのか、市役所には「公園で遊ぶ子どもの声がうるさいから何とかしてほしい」という要望が寄せられているそうだ。心の健康にも気をつけなくては。肝に銘じよう。
(片岡義博)

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。著書に『文章のそうじ術』(言視舎)など。小平市在住。

 

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