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小平のコミュニティバス乗車400万人に 乗り合いタクシーは住民主導で実験運行

By in 市政・議会, 交通・道路 on 2020年2月15日

にじバス乗車400万人を記念して保育園児らがくす玉を割った(筆者撮影)

 小平市のコミュニティバス「にじバス」の利用者数が累計400万人を達成することを記念したセレモニーが2月14日、西武新宿線小平駅南口で開かれた。コミュニティタクシー「ぶるべー号」は市の南西地域を周回する新路線の実験運行を実施している。いずれも住民主導で日常生活の移動がより便利になることを目指している。

 コミュニティバスは交通の空白地域をなくそうと、1980年代に東京都武蔵村山市をはじめとする多摩地域で始まり、やがて全国に広がった。

 

コミュニティバス「にじバス」に乗る地元住民(筆者撮影)

 

 小平市では2004年、西武バスが運行を受託して試験運行が始まり、商工会や自治会なからなる「にじバス協議会」が利用方法を話し合ってきた。カラフルなデザインのにじバスはノンステップで車内にも段差がない。20分間隔で小平駅を起終点に一橋学園駅などを経由するルートは1日に600~700人が利用している。

 午前10時から始まった記念セレモニーは近くの保育園児らがくす玉を割って、乗車400万人を祝った。記念イベントとして、子どもたちが「未来のにじバス」をテーマに描いた絵画展が、この日からバス車内や運行ルートの商店街などで始まった(3月1日まで)。限定100枚の記念1日乗車券(400円)もバス車内で販売中だ。

 一方、2009年に試験運行を始めたコミュニティタクシー「ぶるべー号」は乗客9人乗りのワンボックスカー。タクシーといっても、路線バスのように3つの決まったルートを時刻表に従って運行する。運賃はにじバスと同じ大人150円、子ども80円。

 

コミュニティタクシー「ぶるべー号」(小平市提供)

 

 新路線「鷹の台西側ルート」の第2期となる実証実験運行は1月中旬から始まり、7月末まで半年間実施する。西武国分寺線鷹の台駅を終起点に西側の学校や病院、地域センター、スーパーなどを周回し、1日の平均乗車人数70人以上を目指す。行政主導ではなく、関係地域の自治会や商店会、事業者からなる組織が運行ルートやシステムを決めていくのが特徴だ。

 小平商工会事務局長の尾山ひろみさんは「にじバスは地元の住民たちが話し合って運営してきた。年を取るとなかなか外出しなくなるけれど、高齢者もにじバスやぶるべー号をうまく活用して、どんどん街に出ていってほしい」と話している。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・コミュニティバス・コミュニティタクシー(小平市

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)

 

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