地域報道サイト「はなこタイムス」が新年開設 北多摩北部のニュースを掲載 コミュニティーFMくるめラ社長が運営

投稿者: カテゴリー: メディア・報道 オン 2023年12月25日

 北多摩北部エリアのニュースを掲載する地域報道サイト「はなこタイムス」が2024年1月1日に開設されることになり、そのキックオフミーティングが12月23日午前、西武新宿線小平駅前のレンタルスペース「開空間こだいら」で開かれた。コミュニティーFM「TOKYO854くるめラ」の高橋靖社長が中心となって運営する。西東京市と近隣の地域報道サイト「ひばりタイムス」の年内休止に伴って、地域に果たしたその役割を受け継ぎたいとしている。

 

はなこタイムス

「はなこタイムス」の構想を説明する高橋靖さん(中央)

 

 ひばりタイムスは2015年に「西東京と近隣、折おり東京、日本、世界のニュース&出来事」を掲げて始まり、地元在住の記者経験者や市民ライターが地域の市民活動やイベント、行政や議会、選挙の動向を伝えてきた。掲載記事総数は約3000本に上るが、編集部の高齢化や財政悪化、システム老朽化などのため、今年12月31日に幕を下ろすことになった。

 これに対して、くるめラの高橋さんが「地域ニュースをきちんと伝えるメディアをなくしてはいけない」と後継サイトの開設を模索してきた。東久留米市を拠点とし、小平、清瀬を含めて3市を放送エリアとするくるめラ(周波数85.4MHz)は、これまで店舗紹介を中心とした情報サイト「北多摩経済新聞」で地域の話題を伝えてきたが、行政・議会の動向や事件・事故、訃報などを取り上げることができなかった。またくるめラでニュース番組を定期的に放送しているが、「活字に残せないという弱点があった」(高橋さん)という。

 

はなこタイムス

オンライン参加者を交えた話し合い

 

 キックオフミーティングには、オンライン参加を含めてひばりタイムスの執筆者ら計12人が参加。高橋さんが新サイトの構想を説明した後、その運営と活動方針について議論が交わされた。

 構想によると、はなこタイムスはひばりタイムスの理念と編集方針を受け継いで、地域に起こっている政治・経済・社会・文化などの話題・ニュースを伝える。連載記事や執筆陣などを引き継いだうえ、ニュースのカバー地域を北多摩北部(東村山・清瀬・東久留米・西東京・小平の5市)中心に拡大する。小平市美園町の開空間こだいらに編集部を設置し、運営経費は広告収入で賄う。

 

はなこタイムス

「はなこタイムス」の編集部となる「開空間こだいら」(小平市美園町)

 

 スマホやfacebook、X(旧Twitter)向けにも配信。来年4月をめどに北多摩地域のニュースやイベント情報を扱うポータルサイト「46854(読む854)」を開設し、はなこタイムス、北多摩経済新聞、番組の活字アーカイブなどを収めるとともに、ひばりタイムスの過去記事を検索できるようにする。はなこタイムスのニュースを掲載した紙媒体の発行も構想しているという。

 課題は制作・取材人員で、北多摩経済新聞の澤田篤志編集長が新サイトの編集長を兼任し、くるめラのスタッフも取材に当たるが、今後、市民ライター養成講座などを開いて執筆者を育成していく方針。

 ひばりタイムスの北嶋孝編集長は「ニュース更新停止」記事のなかで、「地域報道の火が消えることなく、灯り続けることを願って、期待と協力を惜しまない」と新サイトへの支援を表明している。

 高橋さんは「北多摩北部5市の情報発信量は、東京の他の地域に比べて最少だと思う。この状況をなんとか打開したい。課題はいくつかあるが、まずは1月1日に立ち上げ、みなさんの協力を得ながら時間をかけて解決し、このエリアの情報発信を質・量ともに充実させていきたい」と話している。はなこタイムスは2024年1月1日からオープンする。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・ひばりタイムスは年内でニュース更新を停止します(ひばりタイムス
・TOKYO854くるめラ(HP
・北多摩経済新聞(HP

 

片岡義博
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