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中高生による吹奏楽フェス開催 多摩六都の市民楽団も小平に集結

By in 芸術・文化 on 2020年2月21日

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 「吹奏楽のまち」を掲げる小平市の中学・高校の吹奏楽部が参加する「吹奏楽フェスティバル」が3月25~31日、ルネこだいら(小平市民文化会館)で開催される。これに先立つ3月8日には、フェスの一環として多摩六都(多摩北部都市)で活動する6つの市民吹奏楽団が初めてルネこだいらに集結し、「たまほくミュージックフェスティバル」を開く。3月の小平は吹奏楽の響きにあふれそうだ。

新型コロナウイルス感染防止のため両フェスティバルは中止となりました。(編集部)

 小平市で吹奏楽が盛んになったのは1980年代から。中学・高校で吹奏楽の指導に熱心な教師のもと、学校や保護者、教育委員会が楽器を整備するなどサポートし、演奏レベルが急速に向上した。活動の裾野も広がり、現在、8つの市立中学校すべてに吹奏楽部がある全国でも珍しい地域となっている。

 なかでも第三中学校(三中)は2001年から「全日本吹奏楽コンクール全国大会」で毎年のように金賞と銀賞を受賞。第六中学校(六中)は「日本管楽合奏コンテスト全国大会」で2017年に文部科学大臣賞・最優秀グランプリ賞、2019年には最優秀賞を受賞するなど全国でもトップレベルの水準を誇っている。

 

ルネこだいら「夏休みフェスタ」の公開リハーサルでは吹奏楽の演奏を間近で聴くことができる(小平市文化振興財団提供)

 

 吹奏楽部が地元の祭りやイベントで出張演奏する機会も多く、今や地域に根付いた存在に。卒業後もプロの演奏家になったり市民楽団で活動を続けたりと音楽を愛好する文化は脈々と受け継がれている。

 その牽引役の一つが、高校生から社会人まで幅広い年齢層からなる小平青少年吹奏楽団だ。六中をはじめ各校の吹奏楽部顧問として指導に努めた緒方まゆみさんが1986年に創設。六中時代の教え子の和田貴嗣さんが指揮者を務め、定期演奏会のほか地域の訪問演奏などで年間20回近い演奏会を開いている。

 こうした動きをさらに活気づけようと、ルネこだいらを運営する小平市文化振興財団はホールの中核企画として、数年前からプロやアマチュア楽団による演奏会、プロの奏者による中高生対象の演奏指導、家族向けの公開リハーサルといった、吹奏楽に関わるプログラムを充実させてきた。

 2015年度からは市内の中学・高校の吹奏楽部の定期演奏会を集めて3月下旬の1週間に上演する吹奏楽フェスティバルを開催し、会場が満員となる日もあるほど好評を得てきた。今年は三中と六中を含む中学4校と高校4校の計8校が参加する。

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 中高生の演奏会と連動してやはり入場無料で開くのが、市民楽団による「たまほくミュージックフェスティバル」だ。これまで東久留米市などで開催してきたが、今年からルネこだいらを会場とすることになった。

 参加するのはワイルドストロベリーブラス(小平市)、TOKYO-Westウインドオーケストラ(西東京市)、アンサンブルアンプリール(同)、ノーザンシックス・ビックバンド(同)、小平青少年吹奏楽団、東久留米市民吹奏楽団の6楽団。

 同財団事業課長の神山伸一さんは「小平には生徒の保護者を含めて吹奏楽の経験者が意外と多く、活動を温かく応援するサポートが“吹奏楽のまち”を支える力になっている。これからもルネこだいらの魅力の一つとして、より多くの人たちに吹奏楽と触れる機会を提供していきたい」と話している。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・吹奏楽フェスティバル(ルネこだいら
・たまほくミュージックフェステイバル(facebook

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)

 

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