図書館の予約資料受け渡し中止 緊急事態宣言を受け西東京市が14日から
西東京市図書館の予約資料受け渡しサービスが4月14日から中止となった。ネットなどで予約した資料の受け渡しは、休館中も図書館と市民の間に続いた貴重なサービス。外出自粛のなか、図書館から借りる絵本や小説などの読書の楽しみも、当分の間お預けとなる。
中止期間は4月14日から5月6日まで。緊急事態宣言に伴い、東京都が施設停止、催し物の開催停止を要請したことを受けて、西東京市の新型コロナウイルス感染症対策本部が13日に協議、決定した。
予約資料の受け渡しは中央図書館、ひばりが丘図書館など市内の6館で続いていた。館内への立ち入りはできなかったが、入口付近の臨時窓口で予約資料を受け取ったり、読み終えた資料を返却したりできた。職員はマスクを着用し、消毒液を設置してコロナウイルス対策を実施した上での市民サービスだった。
多摩地域で図書館を休館しても、予約図書受け渡しなどのサービスを続けていた日野市立図書館は12日からの新規予約を中止。すでに予約していた資料のみ、臨時窓口で貸し出すことにした。府中市立図書館は11日から全館休館に踏み切り、予約サービスも停止。西東京市も14日からサービス中止となった。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影)
【関連情報】
・4月14日より休館中における予約資料の受け渡しなどのサービスを中止します。(4月13日、西東京市図書館)
・全館臨時休館のお知らせ(4月10日更新)(日野市立図書館)
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