小平市が感染防止の協力事業者に5万円支給 ひとり親家庭に給付金や食料品
小平市は、新型コロナウイルス感染防止に協力した市内の事業者に5万円を支給する「感染防止徹底協力金」への申し込み受け付けを7月20日から開始した。東京都が作成した「事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン」に沿った対応をしている事業所が対象。マスクや消毒用品などの衛生用品やビニールカーテン、パーテーションなどの備品のための経費に当ててもらう。
申請書と事業活動が分かる書類とともに、東京都が発行する「感染防止徹底宣言ステッカー」を事業所や店舗に掲示している写真を9月30日までに郵送する。内容に不備がなければ、30日以内に口座に振り込まれるという。
また小平市は、感染拡大で経済的な影響を受けやすい「ひとり親家庭」の生活安定のため、児童扶養手当の受給者に食料品などを提供する。6月分の児童扶養手当受給者と6月から7月末までの新たな手当受給者に、カタログと申し込み書類を送付。カタログから4品を選んで所定のはがきかウェブで申し込む。申し込み期間は10月31日まで。確認後、2週間前後で自宅に届ける。
これとは別にコロナ禍に対する市独自の支援策として、要件を満たすひとり親家庭に1世帯5万円、第2子以降1人につき3万円の「臨時特別給付金」を支給。さらにひとり親世帯のうち感染症の影響で家計が急変し、収入が減少している家庭に1世帯5万円の追加給付金を支給している。支給の要件や手続きは下記のサイトを参照。
(片岡義博)
【関連情報】
・小平市事業者向け感染防止徹底協力金について(小平市)
・新型コロナウイルス感染症緊急対策として、ひとり親家庭に食料品等を提供します(小平市)
・ひとり親世帯臨時特別給付金(小平市)
【筆者略歴】
片岡義博(かたおか・よしひろ)
1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。著書に『文章のそうじ術』(言視舎)など。小平市在住。