Print This Post Print This Post
池澤隆史市長

西東京市の池澤隆史新市長が初登庁 「市民との約束に全力で取り組む」

投稿者: カテゴリー: 市政・議会 オン 2021年2月19日

 西東京市の池澤隆史新市長が2月18日午前10時過ぎ、市役所田無庁舎に初登庁した。昨年12月16日に副市長を退職してから2ヵ月余り、2月7日の市長選挙を経て再びやって来た。出迎えた職員から花束を受けた池澤市長は「市長選挙で約束した新型コロナ対策はスピード感をもって、希望者が安心・安全にワクチン接種できる体制づくりを進めます」と述べ、「市民との約束に全力で取り組む」との姿勢を表明して職員の協力を呼び掛けた。(花束を贈られる池澤隆史新市長。田無庁舎2階入口、2021年2月18日午前10時08分)

 

 その後庁内で開かれた記者会見で、池澤市長は(1)3月議会に向けて市民の命と健康を守る視点で、ワクチン接種に向けた関連予算に取り組み、市内経済を元に戻すための消費喚起、エッセンシャルワーカーへの支援など、しっかり予算付けして対応したい(2)子育て、高齢者支援策などは担当部署から課題をあげてもらい、整理した上で予算化する(3)選挙を振り返ると、市民の思いを大きく二つに分ける結果となった。私は20万6000人の市民の声を聞き、市政運営に邁進する-などと語った。

 

 最後に「2ヵ月間留守をして久しぶりに職員と会っていよいよスタートだなという強い気持ちを持つとともに、責任の重さをあらためて痛感した」と述べてあいさつを終わった。

 

池澤隆史市長

記者会見で、まちづくりの課題と抱負を語る池澤新市長(田無庁舎庁議室、2月18日午前10時20分)

 記者らとの遣り取りでは庁舎統合方針について、2016年にまとめた「庁舎統合方針」が2年後の2023年までに庁舎の位置を決め、33年に建設完成のスケジュール設定であることを念頭に、「そのまま進めていいか一歩立ち止まり、田無庁舎がどの程度使えるか”体力調査”を実施して、客観的な基準で判断して方針の見直しをかけていく」と述べた。さらに「こういう考えを丸山市長(当時)にも伝え、市長選に臨んだ」と話した上で、「公共施設に関しては、市民が一番使う施設に財源を配分するべきだと考えている。庁舎は後回しでいいと思う」と付け加えた。

 

 「一番やりたいことは?」との問いに、「子ども施策に力を入れたい」と述べ、選挙スローガンでもあった「子どもがど真ん中のまちづくり」を挙げた。特に「子ども条例の策定に携わったので、条例の理念を生かしたまちづくりを進めたい」と強調した。また「学習環境の改善を学力向上に結びつける施策に取り組みたい」と述べ、具体的には小中学校の児童生徒全員に1人1台の端末配備を基礎とした「GIGAスクール構想」に言及した。

 

 市長選の終盤で、池澤陣営が配布したビラが「ネガティブキャンペーン」として批判的な意見があるので、市長としての感想と(関係)修復をどうするかとの問いかけがあった。池澤市長は言葉を選びながら「ビラは私の確認団体『明日の西東京を創る会』が出した。内容は(相手候補の一人の)地元(逗子市)の新聞の抜粋に基づいて掲載し、特に手を加えていないと認識している」と述べ、このビラについて初めて公に言及した。

 

池澤隆史市長

市長の席に着いて「ますます責任の重さを痛感します」(田無庁舎3階の市長室、2月18日午前10時50分)

 

 ビラの表には「逗子市での失敗のリベンジは逗子市でやってください。ここは西東京市です」との文面が大きな文字で書かれていた。このメッセージについては「賛否両論あろうかと思うけれども、市民が感じた意見は街頭でも、選挙カーに乗っているときも、さまざまいただいた。決して他市の方を受け入れないというわけではなく、そういう思いはない。私自身は他市の方を排除する思いは一切ないなかで選挙戦に臨んだし、これからの市政運営もそのような考え方で進めたい。取り扱いについては確認団体と調整を進めている。議会でも議論が出るかなと思う」と説明した。

 

 補足質問で、事前に配布するビラの内容を聞いてどう思い、どう対応したかとの問いかけがあった。これに対して池澤市長は「7日間の選挙期間の途中だったと思うが、確認団体から(相手候補の一人の)逗子での事実関係を市民に伝えたいとの意向を聞いている。今回の選挙では自分自身の政策を打ち出していって、その政策を市民に認めていただけるかどうかで選挙戦を戦おうと最初から考えていた。確認団体から事実関係だと聞いたので、事実関係ならばそれは確認団体の判断で、というような話をした記憶はある」と述べた。ビラの発行元になった「明日の西東京を創る会」(指田純会長)は「丸山市長(当時)が持っていた団体を引き継ぎ、代表や会計責任者を代えた」と述べた。
(北嶋孝)

 

(Visited 282 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA