前副市長の池澤隆史氏が立候補記者会見 丸山市長が後継者に推す 来年2月の西東京市長選

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2020年12月19日

 来年2月の任期満了に伴う西東京市長選挙に、前副市長の池澤隆史氏が立候補することになり、12月18日に市内で記者会見が開かれた。池澤氏は「(現市長の)丸山市政が進めた健康応援都市、子どもにやさしいまちづくりの基盤を引き継ぎ、このまちで住み続けたい、住んでよかったと思えるまちにするため、全力で取り組みたい」と基本姿勢を述べた。一緒に会見に臨んだ丸山浩一市長は「2期8年ともに西東京市の発展に尽くし、行政経験豊富な池澤氏を後継者にさせていただきたい」と表明し、今期限りの退任とバトンタッチの意向を明らかにした。(写真は、西東京市長選挙に出馬表明した前副市長の池澤隆史氏)

 池澤氏は「無所属で出ます」と述べ、「推薦を自民党、公明党にお願いしている」と言う。前逗子市長の平井竜一氏が11月末に出馬を表明。市民連合や立憲民主党、生活者ネットワークなどが支援する。池澤氏の立候補表明会見で、選挙の構図が鮮明になってきた。

 

「池澤氏を後継者に」と話す丸山浩一市長(左)と右隣の池澤氏

 

 掲げる政策のなかで池澤氏は「市民のいのちを守る」を真っ先に挙げ、具体的には新型コロナウイルス感染症拡大防止策の「次のステージ」として「全市民にワクチン接種を」の取り組みを進めると表明。「子どもにやさしいまちづくり」では「待機児ゼロ」をめざし、公共施設の約6割を占める小中学校の多くが築40年~60年と指摘し、大規模改修など「教育環境の整備に力を入れたい」と述べた。

 

 厳しい財政状況が続くことを踏まえ、池澤氏は2033年の実現をめざした「庁舎統合方針」の見直しに言及した。「将来的に統合する考え方に変わりはない」とした上で、「コロナ禍で先行き不透明になり、デジタル化の進展も今後進む。いま庁舎統合をするべきかどうか立ち止まって考え、方針を見直したい」と話した。具体的には、統合庁舎の「(完成)期限、規模、スケジュールなどを整理にかけ、子ども支援と教育環境の整備に財源を振り向けて行くべきと考えた」と踏み込んだ。

 

 このほか高齢者、障害者が身近なところで相談できる体制を整備し、田無駅南口の交通広場や接続道路などの事業着手、東伏見駅の連続立体交差化事業なども取り上げた。さらに市の最上位計画となる西東京市第3次総合計画策定に来年から着手し、「市民と将来を語り合いながら、まちのグランドデザインをつくりたい」と語った。39年間の行政経験を生かしたこれらの政策はいま「二十歳の西東京」として取りまとめ中だという。

 

街頭演説で訴える池澤氏(ひばりヶ丘駅南口)(2020年12月20日午後3時20分)

 

 池澤氏は12月16日に退任、2日後に市長選立候補表明となった。在任中の9月、介護保険料の年金天引き(特別徴収)処理の誤りで、減給5ヵ月の条例が可決された。その期間半ばでの退任、立候補について問われると、「当時はこういう事態を予測していなかった。この問題は来年8月の天引き処理まで続く。そのときにあらためて対応を考えたい」と答えた。

 

 池澤氏は地元の小中学校から都立保谷高校を経て同志社大学を卒業。1982年に旧保谷市役所に入った。旧田無市との合併の際に事務局を務め、21世紀初の都市型対等合併の実現に力を注いだ。新市建設計画、総合計画の策定に携わるなど企画や財務の仕事が長く、高齢者支援課長や教育部長・教育長職務代理者なども経験している。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・池沢たかし公式サイト(明日の西東京を創る会

 

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    街頭演説の写真を追加掲載しました。(北嶋)