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並木克巳東久留米市長

TOKYO854がエリア拡大記念の特番を放送 小平、清瀬、東久留米の3市長が出演 広報・産業振興担当課長らも意見交換

投稿者: カテゴリー: 市政メディア・報道 オン 2021年7月18日

 東久留米市のコミュニティラジオ局「FMひがしくるめ」(85.4Mhz)の放送エリアが清瀬市、小平市に拡大し、3市のラジオ局「TOKYO854 くるめラ」に生まれ変わったことを記念して7月17日午後、3時間半にわたる特別番組が放送された。3市の市長のほか広報担当・産業振興担当課長らが生出演し、地元の魅力や課題についてたっぷり語り合った。(写真は、番組で語る並木克巳東久留米市長(右)=東久留米市東本町の成美教育文化会館1階スタジオ)

 

 2018年6月の開局以来、地域に密着した情報を発信してきた旧FMひがしくるめは、開局以来の懸案だった難聴取地域の解消とともに3市に向けた放送とするため、電波出力を従来の2Wから10Wに強化するよう免許を申請。当初、7月上旬にも出力を変更する予定だったが、総務省の認可を得て17日に放送エリア拡大が実現した。

 

女性新市長、新庁舎、ブラック・ジャック

 

 「放送エリア拡大記念 TOKYO854 スタート! 」と題した特別番組の第1部は、午後0時30分から運営元の株式会社クルメディアの高橋靖社長とチーフパーソナリティーの鈴木実穂さんが3市の市長を1人ずつ迎えて話を聞いた。

 

(左から)鈴木実穂さん、小林洋子小平市長、高橋靖社長

 

 4月に東京26市で武蔵野市に次ぎ2人目の女性市長となった小平市の小林洋子市長は「トップが女性になることでみんなの意識も少しずつ変わると思う。その広告塔としての役割を果たしていきたい」とまず抱負を語った。

 

 7月15日にモスバーガーが都内で販売を始めた小平産ブルーベリー使用の「まぜるシェイク」や、3月に国指定史跡となった鈴木遺跡、日本で唯一実際の下水道を見学できる下水道博物館など小平のトピックや見どころを次々に紹介。TBSラジオキャスター時代の失敗談を交えながら、「生放送が多いラジオは街のリアルな声が伝えられる」と地域ラジオの強みに期待を寄せた。

 

渋谷金太郎清瀬市長

熱く語る渋谷金太郎清瀬市長

 

 清瀬市の渋谷金太郎市長は、5月に開庁した新庁舎について「直下型地震に備えて震度6でも揺れない免震構造を採用している。いざという時は市民のシェルター、ノアの箱舟になる」とアピールした。

 

 昭和の初めから結核療養所が相次ぎ開設され、日本初のリハビリ専門家の養成校やBCGワクチンの生産拠点が設置されるなど「医療と福祉の街づくり」の道を歩んできた清瀬市の歴史を振り返り、「愛と勇気を持った人々が集まった清瀬の精神的な姿は最高に美しい。結核と闘ったこの街は“世界医療文化遺産”だ」と熱く語った。

 

銅像

東久留米駅西口に設置されたブラック・ジャックと助手ピノコの銅像

 

 東久留米市の並木克巳市長は、コロナ対応が地元で比較的迅速に進んだことについて「医療従事者が最新の情報を得て互いに連携を図っているうえ、かかりつけ医と市民が密接な関係を保っていることが大きい」と評価した。

 

 漫画家の手塚治虫氏が晩年を過ごした東久留米市の市制施行50周年記念事業として3月、西武池袋線・東久留米駅西口に天才外科医「ブラック・ジャック」のキャラクター像を設置した。並木市長は「コロナ禍の最前線で力を尽くしている医療従事者を勇気づけることができればと思う。ブラック・ジャックといえば東久留米、ここは譲れない」と力を込めた。

 

コロナ禍に試行錯誤する現場

 

 午後2時30分からの第2部は、小平と清瀬を中心とした情報を2市の職員有志が企画・制作・発信するレギュラー番組「ほくほくラジオ」(毎月第2金曜午後8時〜8時55分)の「放送エリア拡大スペシャル」を放送した。近隣の自治体職員が連携して地域情報を伝えるユニークな番組で、今回のエリア拡大の原動力の一つになった。

 

3市の広報担当課長

3市の広報担当課長が意見交換

 

 神山伸一・小平市環境政策課課長らをパーソナリティーに、前半は3市の広報担当課長が顔を合わせた。昨年来の広報活動では、コロナ情報を得るため「市民が市報を熱心に読むようになった」「ワクチン情報が不足しているとお叱りを受ける」「情報がコロコロ変わり、イベント中止で穴の空いた市報を埋めるのが大変」とそれぞれ苦労話を打ち明けた。

 続く後半は3市の産業振興課の担当者に交代。3市に共通する利点として、都心に近い利便性、緑豊かな自然、抱負な農産物などを挙げ、生産者の顔が見える直売所の魅力を口々に語った。商工業振興やイベント事業については、コロナ禍の被害を受けながらも、キャッシュレス決済のポイント還元、プレミアム商品券、飲食店クーポンなど、飲食店や商店街への支援策に知恵を絞っている現状を伝えた。

 

ほくほくラジオ

「ほくほくラジオ」のスタジオ映像はYouTube でライブ配信している

 

情報発信の役割を強化

 

 放送エリア拡大に伴い、情報発信の役割をさらに強めるよう番組を改変した。平日午前には3市の旬の情報を伝え、月・水・金曜には清瀬、東久留米、小平各市に特化した情報番組を放送している。放送終了時間も23時から24時に延長した。

 

 災害時放送協定を東久留米市、清瀬市に続いて近く小平市とも締結し、災害時に地域に被災状況や避難所情報を迅速に提供する。将来的には夜間の災害発生にも対応するべく24時間放送を見据えている。

 

 高橋社長は「今回、3市の市長や課長が一堂に会するという貴重な機会になった。それだけこのメディアを大事に考えていただいているのだと思う。地域ラジオは街を盛り上げる起爆剤になりうるし、災害時はきめ細かな情報発信に力を発揮できる。今後は3市での知名度を上げ、地域ラジオの意義をより多くのみなさんに感じ取っていただければと思う」と話している。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・TOKYO854 くるめラ(HP
・TOKYO854 くるめラ公式アプリ(FM++
・ほくほくラジオ 第25回 放送エリア拡大スペシャル(YouTube

 

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