市民まつり今年も中止 市民文化祭は開催へ
西東京市の誕生以来開かれてきた市内最大規模のイベント「市民まつり」が今年も中止と決まった。コロナ禍が昨年に続いて直撃した。文化活動の発表と交流の場となる「市民文化祭」は開催方針の下、ポスターに使うイラスト作品を公募するなど準備が進んでいる。(写真は、前回の市民まつりの入口風景。2019年11月10日)
市民まつり中止のお知らせは6月1日、西東京市のwebサイトに掲載された。「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため」とされ「延期開催もありません」としている。
市民まつりは毎年11月第2週の土曜、日曜の2日間、「新しいふるさとの創造」をテーマに実行委員会方式で、西東京いこいの森公園を会場に開かれてきた。一昨年は約270団体が参加。友好都市や市内の団体、企業の出店が並び、野外舞台でダンスや和太鼓も披露される。来場者が10数万人に上る大型イベントになっていた。
市民文化祭は「文化をつなぎ、未来へつなごう」のテーマを掲げ、市民の文化活動の発表と交流の場として毎年10月半ばから約1ヵ月、市内の公民館や保谷こもれびホール、コール田無などを会場に開かれてきた。昨年はコロナ感染拡大で中止になったが、今年は感染対策を徹底したうえで開くことになり、ポスターに掲載するイラスト作品を6月14日から募集する。
両イベントが中止と開催に分かれた理由について、担当する文化振興課の堀智子課長は9日の西東京市議会予算特別委員会で「市民まつりは屋外で開かれ、(不特定多数の来場者もあるので)入場者の把握や管理が難しい。これに対して市民文化祭はほとんどが屋内会場での開催なので入場者管理は可能」とコロナ感染拡大防止への対応を挙げた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・令和3年度西東京市民まつりの休止について(西東京市Web)
・西東京市民文化祭ポスター用イラスト作品を募集!(西東京市Web)