「エミオひばりヶ丘」オープン、13店舗そろう 待ち合わせスペースは当面利用見合わせ
西武池袋線ひばりヶ丘駅の駅ナカ商業施設「エミオひばりヶ丘」が7月27日午前、旧施設の拡大改修工事が完成して約3年半ぶりにリニューアルオープンした。新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言下とあって入場者を約150人に調整し、沿線のエミオに初めて設置された個室付きの「待ち合わせスペース」は「しばらくの間」使用を見合わせるという。(写真は、エミオのキャラクター、ウサギの「エミミ」があいさつ回り)
この日のオープン予定は午前10時。入口にはその前から、受け付けで整理番号を受け取った人たちが列を作った。予定の5分ほど前、約40人の列が動き始める。時間を繰り上げての開店。検温装置と手指の消毒液が用意されていた。
最前列に並んでいた整理番号「1番」の石原剛敏さん(53)は都心に通う会社員で、駅からほど近い西東京市谷戸町在住。この日は休みを取って定刻の約40分前にやって来た。お目当ては、カフェのスターバックス。「駅周辺に、これというカフェがありませんでしたから、待っていました」。後列に並んでいたのは東久留米市から母親(82)と一緒にやって来た50代の女性。東久留米駅で乗り降りするが、通勤途中にときどきひばりヶ丘駅に途中下車する。「今日はたまたまタイミングよく休みだったので、お店の様子を見にきました。カフェでひと休みして、お昼は母と一緒に店内の回転寿司店に行こうと思います」と話した。
1階はコンビニ店のセブン-イレブン、2階はスーパーの「成城石井」や、全国初出店の神戸屋ベーカリーの新ブランド「ボンセルン」、エミオ初出店の総合惣菜「はなまるダイニングプラウド」と「中華惣菜 唐苑 Deli」、さらにスターバックスなど計13店舗がそろった。受け付けで人数調整するので混み具合はほどほど。入場した人たちは各店舗を歩き回ったり買い物したりしていた。
西武プロパティーズの商業施設運営部駅ナカ担当の肥沼昭典さんによると、「密」が生じないよう入場者を約150人に制限する人数調整を実施。施設中央に設けた待ち合わせスペースは「しばらくの間、使用を見合わせたい」と言う。
7月25日と26日の2日間は、リニューアルの周知を兼ねたプレオープンイベントを実施した。25日は近隣住民に約1万枚の招待券を配布して約4000人が入場。26日は関係者ら約2500人が施設内を見たり店舗の商品を購入したりしたという。
(北嶋孝)
【関連情報】
・西武鉄道駅ナカ商業施設「エミオひばりヶ丘」7月27日(火)午前10時にスケールアップオープン(西武プロパティーズ、PDF)
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