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新型コロナ感染の疫学調査は重症化リスクの多いところから 多摩小平保健所が圏域5市に方針転換説明

 新型コロナウイルス感染の検査で陽性者が判明したとき、保健所の疫学調査は重症化リスク者が多数いる場所や集団を中心に実施する-。感染拡大の影響で保健所業務が逼迫し、東京都が濃厚接触者や感染経路を詳しく調べる積極的疫学調査方針を転換したことが明らかになった。西東京市議会で8月30日、池澤隆史市長が加藤涼子氏(生活者ネット)の一般質問に答えた。

 池澤市長によると、8月17日付けで多摩小平保健所から圏域5市に積極的疫学調査に関する通知があった。「重要な案件なので、本市の発議で保健所管内の5市に呼び掛けて連絡協議会を開いた」。その席上、保健所から「今後も積極的疫学調査を実施するが、感染者が激増する中で、重症化リスクのある方が多数いる場所や集団を中心に実施する。濃厚接触者の体調変化には速やかに医療機関の受診、検査実施を促す体制は維持する、との説明があった」と述べた。

 西東京市内で新型コロナウイルスの検査で陽性が判明しても、このところ保健所の調査が遅れたり、濃厚接触者が自宅待機の指示だけで、PCR検査が実施されない事態が目立っていた。東京都が積極的疫学調査の規模縮小方針を都内の各保健所に通知したと、15日付けで主要メディアが一斉に報道したことを裏付ける形となった。

 保健所は都内23区に開設されているが、多摩地域で自治体単独は八王子市と町田市の2カ所だけ。あとは都の5カ所の保健所が管轄する。西東京市は、小平市、東村山市、東久留米市、清瀬市とともに多摩小平保健所(小平市花小金井1丁目)が管轄している。このため市内の自宅療養者の情報を市が把握していないなど、支援を進めるうえの課題との声も少なくない。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・一般質問通告(令和3年第3回定例会)(西東京市議会 [1]
・議会インターネット中継(西東京市議会 [2]
・疫学調査優先度順に 都、保健所に通知(読売新聞 [3]
・東京都、積極的疫学調査の規模縮小 コロナ急拡大で保健所に通知(東京新聞 [4]
・東京都、濃厚接触者調査の縮小通知 保健所の負担を軽減(日本経済新聞 [5]

 

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