小平市で低濃度のワクチンを誤接種 二重に希釈して最大6人に投与
小平市は10月4日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で、通常よりも濃度の薄いワクチンを最大6人に誤って接種した可能性がある、と発表した。健康被害が生じる可能性はないという。
10月1日午前、集団接種会場のブリヂストン体育文化センター(小平市小川東町3丁目)で、生理食塩水で希釈したワクチン入りバイアル(容器)を、規定通り注射器と同じトレーに入れず、元の場所に戻してしまった。このため希釈前のバイアルと思い込み、再度、生理食塩水で希釈したワクチンを投与した。
市は誤接種した6人を特定できないため、同日午前中に2回目のワクチン接種をした12歳以上の277人のうち誤接種した可能性のある126人に連絡し、抗体検査後に十分な抗体が確認できない場合は再度接種する方針。「今後、充てん後のバイアルに使用済みのシールを張るなどして再発防止に努める」としている。
低濃度ワクチンの誤接種事故は各地の自治体で発生している。小平市でワクチン接種に伴う事故は5例目。
(片岡義博)
【関連情報】
・新型コロナウイルスワクチン接種に伴う事故の発生について(小平市)
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