西東京市立中学校の3年生がオンライン授業へ コロナ感染防止のため1月19日から28日まで
西東京市立中学校の3年生を対象に、1月19日から28日までオンライン授業が実施されることになった。1月後半は高校の推薦入試が多い時期。西東京市教育委員会は14日、進路選択時期に新型コロナウイルス感染が市内各校で急拡大していることを考慮し、「3密」回避を目的に踏み込んだ対応策を取ることにした。(写真は、中学校のイメージ)
市内の市立中学校全9校の3年生は約1300人。週明けの17日(月)、18日(火)は通常の授業に加え、オンライン授業の注意事項や特別時間割、家庭学習用教材を確認するなどの準備期間に充てる。
1月末は高校の推薦入試が多い。市教委教育指導課によると、私立高校の場合は1月22日、23日に推薦入試が多く、26日は都立高校の推薦入試が予定されている。このため「3密」が避けられるオンライン授業に切り換え、安心して学習できる環境を整えることにしたという。
家庭の事情や本人の希望によって、学校で学習を望む場合は「預かる」ことにして、校内でオンライン授業に取り組んでもらう選択肢も用意する。しかし昼の給食は提供しない方針。
固定制の特別支援学級は1クラスが8人前後と少人数のため、この期間も通常通りの対面授業を中心にする。
西東京市はGIGAスクール構想に基づいて、小中学生に1人1台のパソコン端末が配布され、授業でも使われてきた。そのうえ市内の中学校は昨年9月1日から30日までオンライン授業を実施。学校と家庭を繋ぐオンライン授業の経験値が積み増しされていた。
市内のコロナ感染は正月明けから急増した。1月7日時点で9人、8日15人、12日29人、13日32人などとなり、年末年始のほぼ0人~1人の状態から跳ね上がっている。14日も市立中学校の生徒4人が部活動の対外練習試合のあとでコロナ感染が判明するなど学校にも感染者が多発している。
(北嶋孝)
【関連情報】
・市立中学3年生を対象とした新型コロナウイルス感染拡大防止のためのオンライン授業を実施します(西東京市Web)
・新型コロナウイルス感染症の市内感染者発生の状況について(西東京市Web)
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