表情を変える秋の夕焼け【Photo歳時記】
刻一刻と表情を変える秋の夕焼けを半時間ほど見ていた(写真は10月11日午後5時15分、小平市鈴木町のマンションから)。時代を問わず、人はこの光景に心奪われて時を過ごしたんだろうなぁと思う。平安貴族は「いとおかし」と漏らし、言葉を持たない古代人は「うー」とうなったかもしれない。極楽浄土は西方にあると古人が信じたのもうなずける。
富士山が小さく見える。太宰治は『富嶽百景』で、東京のアパートの窓から見る富士山を「クリスマスの飾り菓子」や「だんだん沈没しかけてゆく軍艦の姿」になぞらえた。自分も何かに喩えたかったが、うまい比喩が見つからない。
(片岡義博)(写真は筆者撮影)
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ひじょうにいいですね。小学生みたいな質問です。富士山は肉眼でも小さいのですか? 小平より距離が遠いと思われる西武池袋線の富士見台あたりから見る富士山が、ずっと大きく見えるのはなぜでしょうか?
同じような疑問を持つ人がいっぱいいるようで、ネットにQ&Aがあふれています。「両側に建物がある場合は大きく見える『錯視』と呼ばれる現象」などなど。でも直感的にはなかなか納得できませんね。昔の人も同じように「いとあやし」と思ったんでしょうか。
ケンブリッジ大のニュートンはリンゴではなくプリズムを手にしている。白色と思われていた太陽光も様々な波長の集合体と照明した。夕日が目に届くまでに赤以外の波長の短い光は空気中の微粒子で散乱されて届かないなどと無粋なことを考えるのは理工系の性。
https://www.londonnavi.com/special/5031144