
武蔵野と狛江の2市が50%超 統一地方選の多摩地域20市議選投票率
4月23日投票の統一地方選挙で、東京・多摩地域の20市議会議員選挙の投票率が出揃った。各市選挙管理委員会発表を集約すると、武蔵野市が50.89%、狛江市が50.72%となり、50%を超えたのはこの2市だけだった。40%台が17市、武蔵村山市は39.77%となって唯一40%を割り込んだ。
東京都選挙管理委員会によると、20市議選の平均投票率は約46.18 %となり、前回2019年の46.25%より0.07ポイント下がった。
近隣では小平市44.78%、東村山市47.86%、東久留米市44.09%、清瀬市47.57%。練馬区は43.20%だった。
トップの武蔵野市は50.89%で前回46.66%より4.23ポイント高くなった。それでも昨年7月の参院選62.13%、2021年10月の衆院選は61.45%となり、直近の国政選挙に比べると市議選は10ポイント以上差が開いた。
投票率が最も低かった武蔵村山市の選管によると、20年前の2003年市議選は51.10%と50%を超えていた。しかし2007年の無投票を経て2011年47.39%、2015年44.85%、前回2019年は41.54%となり、今回は1.77ポイント落ちて39.77%。20市中で唯一30%台に落ち込んだ。
西東京市議選は昨年12月に行われ、投票率は38.66だった。前回36.84%より1.82ポイント高くなっても、2回続けて30%台。今回の統一地方選を含め、任期満了に伴う多摩26市の直近の市議選投票率では最も低い。市議選の補欠選挙では昨年11月、小金井市は35.58%だった。
(北嶋孝)
【関連情報】
・統一地方選挙として執行される区市町村の選挙一覧(行政順)(東京都選挙管理委員会事務局)
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東京都選挙管理委員会のまとめによる20市議選の平均投票率を追加しました。(北嶋)