只見線復活のドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」上映 東久留米市「まろにえホール」で9月17日
最近の集中豪雨で鉄道の被害も伝わってきます。JR只見線もかつて大きな被害を受けながら、10年余りかけて昨年10月に全線開通しました。その経緯をたどるドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」が9月中旬、東久留米市「まろにえホール」で上映されます。近隣3市の福島県人会(東久留米、小平、西東京市)の共催。その一つ、西東京福島県人会の管敏二さんの報告です。(編集部)
東久留米市「まろにえホール」で9月17日(日)、只見線復活のドキュメンタリー映画「霧幻鉄道」が上映される。この映画は2011年7月、新潟・福島豪雨で鉄橋が流され一部区間が不通となった只見線復旧の軌跡を描いた作品である。赤字ローカル線で廃線かと思われていたが、住民の熱意が市町村や県、そして事業者を動かして存続が決定し、全面開通した。
その中心のひとりが郷土写真家の星賢孝氏である。只見線の四季折々の美しい姿をSNSで発信し世界規模の共感を得て観光スポットに創り上げた。被災鉄道の再建を通して、「美しい自然」と「恐ろしい自然」が隣り合わせの中で生活する人々の暮らしを見つめなおすことができる作品である。
全国各地で上映されているが、今回、東久留米、小平、西東京の3市の県人会が共催し福島の魅力を知ってもらおうと企画した。当日、星賢孝氏と安孫子亘監督のトークショー、福島の名産品販売も実施予定。
只見線は福島県・会津若松駅から新潟県・小出駅までの36駅135.2kmのJR東日本の鉄道路線。2011年7月の豪雨で、福島県側の会津川口駅-只見駅間27.6kmが不通になっていたが、2022年10月に11年ぶりに全線再開した。
*前売券1,000円(当日券1,200円)
*チケット販売は東久留米市市民プラザ、各地域センター、成美教育文化会館
または090-5583-8347 (宇津木・東久留米)、080-3454-2059(原山・小平)、090-8842-8253(猪野・西東京)。
【関連情報】
・霧幻鉄道(ミルフィルム)
・映画「霧幻鉄道」が(2022年)7月から全国順次公開となります!(只見線ポータルサイト)
【筆者略歴】
管 敏二(かん・としじ)
福島県会津美里町出身。会津高卒業後に上京。青山学院大卒業後、西東京市谷戸町に工場のある住友重機械工業に入社。退職後「忘れがたき、思いいずる」故郷への恩返しのつもりで県人会活動中(西東京福島県人会事務局次長、赤べこ会世話人など)。趣味は書道と歴史。