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「地域に愛される公園に」と説明会 いこいの森公園の指定管理が4月スタート

By in 市政・議会, みどり-環境 on 2016年3月10日
いこいの森公園

いこいの森公園は4月から指定管理者運営になる

 西東京いこいの森公園などがこの4月から民間の共同企業体の手で運営される。市の公園が指定管理になる初めてのケース。3月4日夜に市民説明会が開かれ、企業体側から「地域に愛される公園づくりに努めたい」などの基本方針が述べられたあと、出席者からの質問や意見も出て活発な交流になった。

 指定管理になるのは、いこいの森公園など市内西部地区の50公園。期限は5年間。運営する共同企業体は全国各地で公園管理などを広く手掛けている西武造園(本社東京都豊島区)、西東京市のNPO birth(バース)と尾林造園の3者で構成される。

 みどり公園課から指定管理に至る経過が説明され、「公園の使用許可は従来通り市が対応する。公園の日常的な管理への要望、管理施設パークセンターのセミナールーム使用などは直接指定管理者へ」と切り分けが述べられた。

 4月から所長に内定している西武造園の松田佳子さんが「公園づくりを進める5つの視点」と題して、動植物や水辺の管理など「みどりの保全」、市民協働で「コミュニティの再構築」、いざというときに備えた「防災対策」などの方針を説明した。

 特に自主事業に注目が集まった。松田さんからは、器具などを施設側が用意する「手ぶらバーベキュー」、みどりに親しむガーデニングデー、犬のマナーアップ・キャンペーンなどのプログラムが紹介された。

 「施設利用が有料になるのか」との質問には「バーベキューは従来通り無料の部分を残し、こちらで器具などを用意するものは有料になる」と説明。「スケート広場などの有料化は考えていない」と話した。

 

いこいの森公園などの管理運営説明会(いこいの森公園セミナールーム)

いこいの森公園などの管理運営説明会(いこいの森公園セミナールーム)

 

 

 外来植物や帰化植物、貴重種などの扱いに関する質問には、副所長予定の礒脇桃子さん(NPO birth)が「植物は1年サイクルが基本なので、緊急の必要が生じたら対応するけれども、まずは公園の状況を把握したい。環境保全や生物の多様性などに配慮して検討します」などと答えた。

 「今後ほかの公園も指定管理に移行するのか」との質問が出た。市内の公園・緑地は大小合わせて254箇所もあり、市の方針に関心が集まった。

 みどり公園課の高井譲課長は「公園の指定管理は市にとって初めてであり、小さな公園を含めてお願いするのは近隣市でも例がない。指定管理は経費節減と市民サービスの向上を実現するために踏み切った。この5年間は、その検証期間になると考えている。その結果を踏まえて次のステップを考えたい」と述べた。

 高井課長は説明会冒頭のあいさつで市民協働に触れ「市民と共に、よりよい公園をつくり、育てていきたい。そのため市民協働は欠かせない。そういう趣旨で、この市民説明会も開いた」と述べた。会の終盤になって礒脇さん(NPO birth)も「市民協働の担当を用意したのも、私たちの特徴でもあります。みなさんと一緒に相談しながら公園づくりを進めていきたい」と話した。

 説明会の進行を見守っていた西武造園の原田一郎さんは、管理運営事業部第二運営事業部長。西武造園は国営昭和記念公園のほか、都立東伏見公園や武蔵野中央公園などの管理も手掛けている経験豊富な大手。説明会が終わった後に話を聞くと、「指定管理が始まる前に市民説明会を開くケースは、私の体験では初めて。西東京市の市民意識は高いとあらためて思いました」と感心していた。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・西東京いこいの森公園(西東京市Web
・西東京市立公園(西東京いこいの森公園及び周辺の市立公園)指定管理者候補選定結果について(西東京市Web
・管理運営事業のご紹介(西武造園
NPO birth(バース)
尾林造園

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