ピラミッドとタワーは「休止」 西東京市の小中学校運動会

投稿者: カテゴリー: 市政・選挙 オン 2016年6月11日

 西東京市教育委員会は、運動会で実施される組み体操のうち、特に怪我が懸念される「ピラミッド」と「タワー」を「休止」することにした。スポーツ庁の「安全措置」要請や東京都教育委員会の「原則休止」方針を斟酌して決めた。6月8日の西東京市議会第2回定例会で、桐山ひとみ議員(統一会派みらい)の質問に対して、前田哲教育長が明らかにした。

一般質問に立った桐山ひとみ議員

一般質問に立った桐山ひとみ議員

 

 前田教育長によると、今年度の運動会で組み体操を実施したのは市内19小学校のうち14校、中学校9校のうち1校だった。倒立やブリッジなどに変えたりウェーブや人間椅子など別の技にしたりするなど工夫したという。

 スポーツ庁のまとめでは、運動会の組み体操で年間8000件を上回る事故が起きている。特にピラミッドやタワーなどで死亡事故や後遺症の残るケースが後を絶たず、組み体操の全面禁止に踏み切る自治体も出ていた。
(北嶋孝)

【関連リンク】
西東京市議会本会議録画映像(6月8日)
・組体操等による事故の防止について(スポーツ庁政策課学校体育室
・東京都における「組み体操」等への対応方針について(東京都教育委員会

 

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