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西東京市で小学校の入学式 感染予防で国歌はピアノ演奏に

新入生を迎えた保谷小学校。いすはゆったり配置だった

 西東京市の市立小学校全18校で4月6日、入学式が実施された。新型コロナウイルスによる休業中とあって、新入生と保護者、教職員だけが出席。来賓や在校生は不在。国歌も「斉唱」から「ピアノ演奏」に切り替わる異例の形式になった。訪れた保谷小学校(保谷町1丁目)では、62人の1年生が保護者らに見守られ、学校生活の第一歩を踏み出した。

 保谷小学校の廊下や壁は在校生による「入学おめでとう」の飾り付けがあり、会場の体育館は紅白の幕で囲まれお祝いムードだった。しかし扉は開放。いすの間隔もゆったりして、新型コロナウイルス感染対応になっていた。

 入学式は午前10時過ぎに始まった。冒頭に「『国歌斉唱』と式次第にありますが、飛沫感染防止のためピアノ伴奏になります」とのお知らせがあり、「斉唱」から「演奏」に変更された。西東京市教育委員会は「この週末に都内の感染者が急増するなど状況が大きく変化した。市教委として今回限り、市内の全18小学校で飛沫感染防止のため、国歌は『斉唱』から『演奏』に切り替えることにした」(教育指導課)という。

 

野崎校長は青、黄、赤の風船で横断歩道の安全を分かりやすく話した

 

 続いて新入生が入場。野崎信行校長は「62人の新入生のみなさん、入学おめでとう。校庭の桜もみなさんの入学を喜んでいるのではないでしょうか」と、お祝いの言葉を述べた。続いて3つの箱を壇上に取り出して、「入学して最初の勉強をしましょう」と中に入っているモノを尋ねた。箱には青、黄、赤の風船が入っていた。色を当てた多くの新入生を褒めながら、「これは信号機の色です。そう、横断歩道を渡るとき、交通事故に遭わないように気を付けましょう」と述べ、信号の色と左右を見る、手を挙げて渡る、などの基本動作を確認した。

 

ランドセルを足元に預かったまま、子どもたちを見守る保護者ら

 

 保護者らには「新型コロナウイルスの感染防止のため、学校は明日から休業ですが、登校の時はお子さんを励まし、元気に送り出してください」と述べた上で、「教職員一同が、さまざまな個性を持ったお子さまを、学校という集団生活の場で、令和の時代を生き抜く力、西東京市子ども条例を念頭に置いて、6年間かけて育てていきます。学校と家庭が連携を取り合って、よりよい教育を進めていきたいと思います。ご理解とご協力をお願いいたします」と結んだ。

 そのあと野崎校長は、担任の先生や保健室の養護教諭、給食の献立やアレルギー対応などを考える管理栄養士、登下校の安全に注意する交通擁護員、最後にそのほかの先生たちを紹介した。

 

ビデオで歓迎のメッセージを伝える6年生代表

 

 「むかえることば」は6年生からのビデオメッセージだった。スクリーンに登場した代表3人が「すすんで学ぶ子 助け合う子 元気な子」という保谷小学校の三つの目標を紹介し、「困ったとき分からないときは6年生のお姉さん、お兄さんに頼ってください。これからすてきな思い出をたくさん作りましょう」と呼び掛けた。式次第の「校歌斉唱」はなく、録音した6年生の歌声が流れた。

 

満開の桜と緑の芝生。記念撮影はしばらく続いた

 

 その後体育館でクラスごとに記念撮影。終了後は、保護者らは芝生の広がる校庭に出て、満開の桜の下、ランドセル姿の子どもを写真におさめていた。

 市教委によると、今年度の小学校新入生は約1600人。中学校は約1400人になる。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影)

 

【関連情報】
・保谷小学校(HP
・西東京市子ども条例(西東京市Web
・新型コロナウイルス感染症に伴う市立小中学校の休業について(令和2年4月2日更新)(西東京市Web

 

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