西東京消防署とFM西東京が「震災時協定」
西東京消防署とコミュニティラジオ局のFM西東京(84.2MHz)は、防災の日の9月1日、「震災時における西東京市民等に対する避難情報等の提供に関する協定」の締結式を行った。(写真は、西東京消防署の長沢享署長(左)とエフエム西東京の鈴木信克社長)
災害時のきめ細かな情報発信手段としての役割を担う地域FM局が期待される中、同局が一層の情報の正確化、迅速化に努めようと消防署に呼びかけ実現した。
協定では、東京地方に震度5強以上の地震が発生し震災が起きた祭、消防署は火災発生状況や建物倒壊・道路損壊による通行不能箇所などの災害情報、避難指示など発令時の避難状況などをエフエム西東京へ直接伝え、同局は迅速に市民等に向けて発信する。
締結式には、同消防署の長沢享署長とエフエム西東京の鈴木信克社長の他、同消防署副署長、予防課長など8人が出席し、協定書に調印した。長沢署長は「1998年からFM西東京の番組『西東京消防署からのお知らせ』で『防災一口メモ』を紹介させていただいている。協定を結びさらに有益な情報を地域に発信できることになる。震災だけでなく近年被害の多い水害などについても情報共有したい」と話していた。
式典を終え、予防課の石井健三課長は、「災害時にFM西東京が地域の被災現場をレポートする際に得た倒壊建物の被害情報なども教えてほしい。住民の救助、救命などに役立てたい」と話していた。同局の鈴木社長は、「今回の締結で多くの正確な情報をいただけるようになるので嬉しい。市民のみなさんなどから情報をいただき、いかなる場合でも対応できる体制をつくることが当面の課題だ」と力を込めた。
(柿本珠枝)(写真は筆者撮影)
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