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学生による学生のための確定申告講座 嘉悦大学の学内人材バンクが開く

By in 働く・住む, 学ぶ on 2018年1月30日

嘉悦大学で開かれた確定申告講座

 学生が講師となって確定申告の方法を学生に教える「確定申告講座」が1月29日、小平市の嘉悦大学で開かれた。

 「働ける大学」を掲げる嘉悦大は、学内に図書館スタッフやパソコン相談スタッフなどのアルバイト業務を設けて、学生への経済的支援とキャリア教育につなげている。しかし多くの学生はアルバイトを掛け持ちして収入を得ながら確定申告をしていないのが実情だ。

 このため学生が運営する学内人材バンク「HRC(ヒューマン・リソース・センター)」が数年前から確定申告講座を主催。学生には縁遠い税の仕組みをもっと身近に感じてもらおうと、申告経験を持つ学生を講師に据えた。

 持参するのはパソコンのほか源泉徴収票、通帳、印鑑など。還付金は数千円から数万円になることもある。

 

学生たちに確定申告の方法を教える嘉悦大3年生の高橋右近さん(中央)

 

 例年20人ほどは受講するが、雪のため今年の受講者は経営経済学部1年生の3人だけだった。それでも講師を務めたビジネス創造学部3年の高橋右近さんは、スライドで確定申告の概要を説明した後、受講生が国税庁のサイトで実際に確定申告書を作成する過程をHRCのメンバーとともに50分間ほど丁寧にサポートした。

 受講生の一人は「確定申告をしたいと思っていたけれど、一人でするのは大変。先輩に分かりやすく教えてもらいました」と話す。完成させた確定申告書は郵送も可能だが、後学のため後日、税務署に直接提出することになった。

 「早朝に行くと待たずに済むよ」とアドバイスする高橋さん。「実際に自分で作業すると、所得と税金の割合や、税金の大切さも分かる。講座は学内バイトの募集にもつながるので有意義です」と話していた。
(片岡義博)(写真はいずれも嘉悦大学アドミッションセンター提供)

 

【関連リンク】
・ HRC(ヒューマン・リソース・センター)(嘉悦大学

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社記者から2007年フリーに。小平市在住。嘉悦大学非常勤講師(現代社会とメディア)。

 

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