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国内最大規模のマガジンバンク 都立多摩図書館移転オープン式典

By in 歴史・文化, メディア・報道 on 2017年1月24日

東京都立多摩図書館

 東京都立多摩図書館が立川市から国分寺市に移転し、「雑誌」と「児童・青少年資料」に特化して1月29日にオープンするのを前に、小池百合子都知事ら関係者約120人が集まり24日午前、記念式典と内覧会が開かれた。約1万7000タイトルの雑誌を集め、公立図書館として国内最大級の規模を誇る「マガジンバンク」が魅力。移転オープン記念の講演会や特別展示も予定されている。

 小池知事は式典挨拶で「多摩図書館は最大規模の雑誌を集め、自由に手にとれるように本棚も大幅に増やしました。フリーWiFiを設置し、平日も午後9時まで開館して、仕事帰りでも利用できるようになりました。利用者サービスの向上を第一に、利用者ファーストでオープンします」などと述べた。

 

「利用者ファースト」と式典で話す小池都知事(上)。小池知事の飛び入り参加に子どもたちは喜んだ(「えほんのこべや」)

 新図書館の内部は高木敦子館長らスタッフが1時間ほどかけて案内した。
 敷地は約7000㎡。国分寺市泉町にあり、旧国鉄の教育施設、中央鉄道学園の跡地に建設された。湧水が豊富な土地なので地下はなく、地上3階建て、延床面積は約9000㎡。2階と3階は約275万冊が収容可能な閉架書庫となっている。電動書架の側板は、多摩産の無垢の杉版を使い、火災が起きたときは窒素で消火する方式を採り入れた。1階からガラス越しに書庫が見えるようにもなっている。

 最新1年分の雑誌約6000タイトルを手に取れる開架本棚が1階に設けられ、約220席の座席は持ち込みのパソコンが使えるよう電源コンセントを備え、隣接のスペースで30種のオンラインデータベースも使えるが席が設けられている。

 

側板に多摩産材を使った2階電動書架(上)。30種のオンラインデータベースが使えるスペース(下)。

 雑誌書庫には明治から現代まで約100万冊を超えるバックナンバーと、約6000タイトルを集めた「創刊号コレクション」がある。「女性」誌と「鉄道」雑誌は特に力を入れて収集したという。

 児童書や中高生向けの書籍は約22万冊を所蔵。約8万冊は開架スペースに置き、新刊1年分の児童図書約4500冊を集めたコーナーも設けた。こどものへやには、約1万4000冊の絵本や物語、知識の本、外国語の児童書などを揃えている。

 オープン当日の29日から記念展示「雑誌と絵本で世界を知る」を予定している。オリンピック・パラリンピックをテーマに、1964年から現在までの日本と各国の雑誌やグラフ誌を紹介するほか、明治時代の珍しい絵本も展示する。
 2月には児童文学者で翻訳家の清水眞佐子さんの講演会や普段は入れない書庫などを回るバックヤードツアーも実施される。

 開館時間は、平日が午前10時~午後9時。土日祝休日は午前10時~午後5時30分。雑誌や児童書など収蔵資料は館内閲覧のみ。個人貸出はしない。
(北嶋孝)

 

【関連リンク】
・平成29年1月29日(日曜日)都立多摩図書館、移転オープン!~雑誌と子供の本の図書館~(東京都教育委員会
・東京都立多摩図書館(東京都立図書館

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