震災特別プラネタリウム番組「星空とともに」 多摩六都科学館で3月10日投影
東日本大震災から8年。多摩六都科学館は3月10日(日)午後5時30分から、震災特別プラネタリウム番組「星空とともに」(約40分)を投影する。これまで同館は毎年企画してきたが、今年は多摩地区のプラネタリウム4館がこの期間に合わせて投影することになった。 多摩六都科学館は、入館料・観覧料ともに無料。
「星空とともに」は、仙台市天文台が「震災の記憶を風化させない」との取り組みから制作し、震災翌年の2012年3月に公開した。
同天文台のホームページによると、「東日本大震災の夜、大停電の被災地を照らしたのは見たこともないような満天の星だった」という。被災者から寄せられた星と震災にまつわるエピソードをもとした番組はその後、全国各地のプラネタリウムで取り上げられてきた。
多摩地区では多摩六都科学館のほか、府中市郷土の森博物館が3月10日(日)午後4時から、 コニカミノルタ サイエンスドーム(八王子市こども科学館)が3月9日(土)午後6時から。
東大和市立郷土博物館は、最新作「星よりも、遠くへ」(約40分)を取り上げる。この番組は、「星空とともに」の「第二章」となる内容。2018年に、クラウドファンディングによって資金を集め、制作した。星を見上げた被災者たちの当時と今を伝える「プラネタリウム版ドキュメンタリー作品」(仙台市天文台HP)という。
3月10日(日)、16日(土)、17日(日)午後4時から、3月12日(火)~15日(金)午後1時からの予定。
多摩六都科学館は「多摩地区の多くの方に震災と被災地のことを伝えたいと考えています。震災や自然にどう向き合っていくのか、考えるきっかけになれば幸いです」としている。
(北嶋孝)
【関連リンク】
・特別プラネタリウム「星空とともに」東日本大震災復興支援プロジェクト(多摩六都科学館)
・震災特別番組(仙台市天文台)
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