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戸建てのカゴは自費、収集回数減、集積所の継続可… 資源物戸別収集の市民説明会

By in 市政・議会, みどり-環境 on 2019年6月10日

挨拶するごみ減量推進課の山田豊課長

 10月から資源物の戸別収集を予定する西東京市の市民説明会が6月8日、市内緑町3丁目の谷戸小学校体育館で開かれた。ごみの分別収集は暮らしに身近な問題。住民113人が集まってカゴの費用や使い方、集積所の継続使用などについて質問した。説明会は6月1日から始まり、この日が4回目。7月7日まで計18回開かれる。

 説明会は午前10時に始まり、ごみ減量推進課が戸別収集の意義や趣旨、具体的なやり方について資料を基に約25分説明し、住民との質疑は約30分。ほぼ1時間で終わった。

 説明によると、これまで毎週収集していた瓶類・スプレー缶・ライター、缶類、古紙・古布類は、2週に1回になる。戸別収集になっても収集回数が変わらないのは、ペットボトル類の週1回と、4週に1回の金属、小型家電、廃食用油だった。

 同時に実施されるルートの変更で、収集日がこれまでと変わる地域があり、この日は谷戸3丁目の曜日変更が示された。

 戸別収集になると、戸建て住宅の住民は、かごを自費で用意しなければならない。どんな形状がいいか、かごのイメージが写真入りで示された。かごが風で飛ばない工夫、瓶や缶を直接かごに入れる、など具体例も写真とともに説明された。

 説明会資料に「かごのイメージ」として掲載された写真(クリックで拡大)

 

 集積所の継続利用は特例措置として認められる。私有地だと、戸建て住宅のおおむね3軒以上がグループを組み、集積所所有者全員が承諾、などが条件。市有地では使用者全員による修繕・管理が条件だった。

 最初に質問した男性は、戸別収集の経費を取り上げ「いまの集積所収集に比べると手間もかかり、コストも高くなる。年間約6800万円増になる」と指摘。「私は戸建てだから集積所の掃除などがなくなるのはありがたいけど、コミュニケーションはなくなる。そのうえ、かごは各自用意しなければならない。集合住宅なら必要ないのに、戸建て住宅(世帯)だと余計なお金がかかる。税金を払って市に貢献している同じ市民なのに、差別するのはおかしい」と質した。

 ごみ減量推進課の山田豊課長は、西東京市一般廃棄物処理基本計画に資源物戸別収集の検討が盛り込まれ、市の廃棄物減量等推進審議会で「早期に資源物の戸別収集を実施する必要がある」と答申された経緯をまず説明。「家庭ごみの分別と資源化の促進、高齢のごみ排出困難者対策、かご飛散による事故の防止」などメリットを挙げた。そのうえで「新たな住民が集積所を利用出来ず、集積所が分散する事例が出てきて、戸別収集に近い状態が生じている。そういうトラブル回避のためにも戸別収集実施を、との声もいただいている」と話した。

 経費問題について山田課長は「収集ルートの見直しでまず経費を削減した」などと述べ、集積所については「地域コミュニティー醸成の場になると認識しているが、トラブルの苦情も多々あって戸別収集は喫緊の課題ととらえた」と説明。「集積所の継続使用の措置も設け、集合住宅のケースでは集団回収の拡充に対応するなど、コミュニティー創出の観点からは選択肢を用意した」と理解を求めた。

 「かごがなくて袋に入れて出したら持っていってもらえるのか」との質問には、「レジ袋などはいま廃プラスチック問題が起きていることもあり、かごに入れてほしい」と答えた。

 集積所の継続使用の申請時期や条件、かごの譲渡などに関する確認や質問がその後続いた。集合住宅の集積所でごみが散乱するとの発言には、「市の清掃指導員5人が市内を巡回している。市に相談していただければ、アパート、マンションなどの管理者、所有者に連絡、助言、指導したい」との回答だった。

 ごみ減量推進課によると、今年4月1日現在、都内26市のうち、資源物を戸別収集しているのは20市。集積所収集は西東京市はじめ、町田市、国立市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市の6市となっている。

 資源物戸別収集市民説明会は6月1日から9日まで計6回開かれ、計400人の住民が参加した。1会場の参加者は平均67人-。西東京市議会第2回定例会の一般質問初日の10日、みどり環境部長の萱野洋部長が中村駿氏(共産)の質問に答えた。8日の谷戸小学校会場は113人で、平均のほぼ2倍の参加者だった。

 これまでの主な質問内容は、集合住宅でのかごの取り扱い、集積所継続の具体的な問い合わせ、各品目の出し方の具体例、集団回収の集積所での取り扱いなど、「市民の方々のそれぞれの立場からの質問が多かった」と言う。萱野部長は「市が会場を用意する説明会の追加はないけれども、職員が出向いて説明する出前説明会は積極的に実施したい」と述べた。6月7日までの出前説明会の予約は10件という。
(北嶋孝)

(クリックで拡大)

 

【関連リンク】
・資源物戸別収集市民説明会資料について(西東京市Web

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One thought on “戸建てのカゴは自費、収集回数減、集積所の継続可… 資源物戸別収集の市民説明会

  1. 1

    末尾の議会答弁を追加しました。(北嶋)

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