水と緑に親しむ小平散策を 外国人向けマップも発行

投稿者: カテゴリー: 暮らし環境・災害 オン 2020年1月22日

「小平グリーンロード&オープンガーデンマップ」英語、中国語、韓国語版

 2月4日は立春。これから梅がちらほらと開花して日ごとに春めいてくる。こだいら観光まちづくり協会はこのほど、水と緑が豊かな小平市を案内する「小平グリーンロード&オープンガーデンマップ」を改訂し、新たに外国人観光客向けに英語・中国語・韓国語版を発行した。マップを手に市内の緑道を散策してみてはどうだろう。

 小平グリーンロードは都立小金井公園、玉川上水、野火止用水、狭山・境緑道をぐるりと結ぶ全長約21キロの遊歩道だ。川がなく水の便に乏しかった小平で、それぞれ重要な用水路の役割を担ってきた。季節に応じて表情を変え、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」や「新日本歩く道紀行100選『水辺の道』」にも選ばれた。

 

春には桜のトンネルができる狭山・境緑道

冬枯れの玉川上水散策路

 

 小金井公園は梅や桜の名所として知られ、広大な敷地に広がる芝生や木陰に人々が憩う。武蔵野の雑木林が残る玉川上水、野火止用水は野鳥や昆虫、植物の宝庫で、1年を通じてウォーキングを楽しむ人々が絶えない。

 境浄水場から多摩湖までをつなぐ狭山・境緑道は1923年に作られた水道施設の上を西武新宿線に沿って走る。起伏が少なく、歩道と自転車道に分けて整備されているため、ジョギングやサイクリングに絶好のコース。「都心に一番近いプチ田舎」という小平のキャッチフレーズにふさわしく、道沿いに野菜の直売所が点在し、11カ所の収穫体験農園がある。

 

鉢植えやプランターが並ぶオープンガーデン

 

 オープンガーデンは、個人宅の庭園や花壇を一般に開放する取り組みとして2007年に始まった。丹精込めて育てた四季折々の草花の見学や栽培相談を通じて住民同士の交流を図ってきた。

 こうした小平の魅力を紹介する小平グリーンロード&オープンガーデンマップは、小平ふるさと村、東京都薬用植物園、平櫛田中彫刻美術館など緑道沿いの見どころをイラスト入りで紹介。裏面には農園やカフェを含む26カ所のオープンガーデンの特徴と写真を、開花・収穫時期を示した「花・収穫カレンダー」とともに掲載している。

 これまで3万部を発行し、無料で配布してきた。昨年11月に改訂版1万部を増刷したうえ、増加する外国人の住民や観光客に向けて英語・中国語・韓国語版を5千部ずつ発行した。

 こだいら観光まちづくり協会は「今年は東京オリンピック・パラリンピックの開催で来日する外国人観光客も増えることが予想される。スマホでも見ることができるようウエブ上でも公開した」としている。

 マップは市役所、市内の公民館、図書館、地域センターなどで配布。以下のサイトでダウンロードもできる。
(片岡義博)(写真は筆者提供)

 

【関連情報】
・小平グリーンロード(小平市役所

 

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