紹介状なければ受診不可に 小平市の公立昭和病院

投稿者: カテゴリー: 健康・福祉 オン 2020年4月8日

公立昭和病院(筆者撮影)

 公立昭和病院(小平市、上西紀夫院長)は4月8日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて、紹介状を持っていない受診希望者の診療を当面、原則的に断ると発表した。患者の感染リスクを減らし、安定的な医療体制を構築することが目的。

 3月6日には入院患者の感染リスクに配慮して、原則的に入院患者との面会を禁じる措置を講じた。ただし患者の病状によって病院側から来院を求める家族については感染防止対策をした上、最低限の面会を認めている。

 昭和病院は1928年に伝染病院設置を目的として関係町村により設立され、現在は北多摩地域の7市(小金井市、小平市、東村山市、東久留米市、清瀬市、東大和市、西東京市)で構成する「昭和病院企業団」運営の総合病院。

 診療科目は内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科など全31科あり、病床数は485床(一般479床、感染症6床)。地域医療支援病院の承認、救命救急センター、災害拠点病院、感染症指定医療機関などの指定を受けている。
(片岡義博)

 

【関連情報】
・公立昭和病院(HP

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。著書に『文章のそうじ術』(言視舎)など。小平市在住。

 

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