家庭で給食メニューを作りませんか? 小平市が調理員作成のレシピを公開

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス子育て・教育 オン 2020年4月23日

「野菜たっぷり!豚キムチ丼」のレシピ(クリックで拡大)

 新型コロナウイルス感染対策で学校の臨時休校が続く中、小平市では小学校給食の人気メニューを給食調理員が家庭向けにアレンジしたレシピを作り、4月22日から公式ホームページでの公開を始めた。学校に行きたくても行けない子どもたちに慣れ親しんだ給食の味を届けるとともに、毎日の昼食の準備に困っている保護者に役立ててもらいたいという思いを込めた試みだ。

 クックパッド株式会社が小中高校に通う子どもの親を対象に実施した「臨時休校に伴う家庭の料理負担の実態調査」によると、休校に伴って「料理の負担が増えた」との回答が80%、料理の際に困ることの1位が「昼ごはんの準備」(72%)、2位は「献立を決めること」(48%)だった。臨時休校が始まった3月2日以降、ウェブ上で「昼ごはん」の検索回数は通常の約3倍に急増しているという。

 そこで小平市が家庭を応援するために発案したのが、「家庭でできる給食レシピ」の提供だ。栄養士が学校給食向けに栄養バランスを考えて作ったレシピは大量調理用のため、そのままでは家庭で使うことはできない。

 そのため4月初めから給食の中止で自宅待機を続けている小学校9校の給食調理員約40人に、自主研修として家庭用にアレンジしたレシピ作りを呼びかけた。子どもたちへの思いをレシピ作りにつなげてほしいという期待も込めた。

 

小平市の小学校で給食を配膳する子どもたち(写真は柿本珠枝さん撮影)

 

 子どもたちが喜ぶ人気メニューのうち、第一弾として「野菜たっぷり!豚キムチ丼」(4人分)を22日に公開。以後、学校が再開するまで隔日1品を目指して新メニューを追加していく。

 小平市教育部学務課の飯島健一課長は「調理員のほとんどは40代から50代の女性。専門性を生かしつつ保護者目線で作ったレシピは学校再開後の土日にも利用できる。ホームページ以外にもレシピを家庭に届ける工夫をしていきたい」と話している。
(片岡義博)

【関連情報】
・給食レシピでおうちごはん!!(小平市

 

【筆者略歴】
 片岡義博(かたおか・よしひろ)
 1962年生まれ。共同通信社文化部記者として演劇、論壇などを担当。2007年フリーに。2009年から全国52新聞社と共同通信のウェブサイト「47NEWS」で「新刊レビュー」を連載。著書に『文章のそうじ術』(言視舎)など。小平市在住。

 

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