小平市が小・中学校を3段階で再開 夏休みの短縮や土曜授業も
小平市教育委員会は5月26日、国の緊急事態宣言解除を受けて、5月31日まで臨時休校としていた市立の小学校19校と中学校8校を6月1日から段階的に再開することとし、3段階に分けた行程スケジュールを発表した。
第1段階(6月1?12日)は、学級を2グループに分けた分散登校とし、午前と午後に分けて3単位時間(小学1年は2単位時間)の授業をする。1単位時間の授業は5分短縮して小学校40分、中学校45分とする。
第2段階(6月15?19日)は、全児童・生徒が一斉に登校し、午前に4単位時間の授業をする。小中学校とも6月15日から給食を開始する。給食はできるだけ品数の少ない献立にした上、向かい合わせずに黙食させるなど感染に配慮する。
第3段階(6月22日以降)は、通常通りの授業日とし、時間割に沿った授業をする。部活動も順次開始する。
感染リスクの高い学習は当面行わない。例えばプール施設の使用、密閉空間での歌唱指導や身体接触を伴う活動、家庭科の調理実習、密集・密接する場面が多い運動、密接した距離で長時間話し合う活動など。
年度内に学習内容を履修できるよう、夏休みを8月1~23日と短縮し、6月以降、振替休業日なしの土曜授業日を7回ほど設定する。感染リスクを減らすため運動会や音楽会、学芸会、展覧会、学習発表会、演劇鑑賞教室などの学校行事は中止する。
対応は今後の状況によって変更する場合がある、としている。
(片岡義博)
【関連情報】
・緊急事態宣言の解除に伴う市立小・中学校の対応について(小平市)
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