西東京市の中学生に卓球ユニフォーム寄贈 PR親善大使の森薗美咲選手
西東京市のPR親善大使となっている卓球の森薗美咲選手が、コロナ禍で大会に参加出来なかった市内の中学校卓球部の3年生に、彼女のサイン入りユニフォームを寄贈することになり、8月24日に同市役所田無庁舎を訪れ、丸山浩一市長と木村俊二教育長に手渡した。
新型コロナウイルスの感染拡大で西東京市の小中学校は休業が続き、部活も制限された。森薗選手はこうした状況を踏まえながら、特に卓球に打ち込んできた中学生に対して「大会が次々になくなって落ち込んだかもしれません。私に何か出来ないかと考え、思い出になればと私のユニフォームを寄贈することにしました。ウイルス感染が終息したら、みなさんと卓球がしたい」と話した。
丸山市長は「これからも選手として親善大使として、西東京市と関わりを持っていただきたい。市民も楽しみにしています」と述べた。
木村俊二教育長は「市立中学校9校のうち6校に卓球部がある。約230人の部員のうち3年生は60人ほどいるが、春と夏の大会が開かれず、活躍の場がなかった。今回このプレゼントを受け取って進路選択の励みになり、これからも卓球を続けたいと思う子どもたちもいるのではないか」と森薗選手に感謝した。
寄贈したのはカラフルなシャツ62着、パンツ18着、パーカー2着。市はいま市立中学校の各卓球部に渡せるよう調整しているという。
森薗選手は西東京市出身。谷戸小学校を卒業。中学高校時代から国内大会だけでなく世界ジュニア卓球選手権などで活躍。卓球のプロリーグであるTリーグにも参加したトップ選手。昨年11月にPR親善大使に任命された。弟の森薗政崇選手も卓球選手として内外の大会で優勝。姉とともに市のPR親善大使になっている。
(北嶋孝)
【関連情報】
・森薗美咲さんを西東京市PR親善大使に任命(令和元年11月10日)(西東京市Web)