1-2年生がかけっこや玉入れ 栄小学校の「スポーツの日」

投稿者: カテゴリー: 子育て・教育 オン 2020年10月7日

日射しを浴び、ゴールめざしてまっしぐら

 秋晴れの10月3日(土)午前、西東京市の市立栄小学校校庭で、1年生と2年生がかけっこやダンスで思い切り汗を流した。新型コロナウイルス感染対策を考慮して開いた同校独自の「スポーツの日」イベント。詰めかけた保護者らは手を振ったり写真を撮ったりして、子どもの姿を追っていた。

 

 市内の小学校行事は例年と大きく変わった。春の運動会などは秋に企画された。学校総掛かりは控え、各校が授業公開や学習成果の発表などで工夫を凝らし、学年ごとに開くことになった。栄小は月2回の土曜授業を活用し、学年ごとに運動や表現をプログラムした「スポーツの日」を設けた。今回は11月まで続く各学年の「スポーツの日」のスタートだった。

 

 1年生の4組110人は、各組が3列ごとに整然と並び、先生の注意に耳を傾ける。午前9時過ぎ、壇上に登った子どもたちが代わる代わる「はじめの言葉」を述べた。そのあと準備運動で体を慣らしてから、50メートルのかけっこが始まった。

 

スタート前の緊張の一瞬。見守る保護者も緊張…

 

 横一線で最後まで6人が競ったり、途中でこけて先生に起こしてもらったり。真っ先にテープを切って誇らしげな子、走り終わって息を切らし、近くのカラーコーンにしがみついてひと息つく子の姿も見られた。

 

 休憩を挟んで、きゃりーぱみゅぱみゅのヒット曲「にんじゃりばんばん」に合わせてダンス、ダンス、ダンス。体がほぐれたところで、お馴染みの「玉入れ」へ。かごに入った玉を数え、数が多かった勝ち組は飛び上がったり手を叩いたりして喜んでいた。

 

カゴを目がけて「入れ!」

みんなで楽しむ「スポーツの日」

 

 2年生は3組99人。午前10時40分過ぎから登場した。ラジオ体操で準備を整え、50メートル走は力強い。そのあと、着替えたおそろいの衣装姿で、ゆずの「タッタ」ダンスを踊った。

 

元気いっぱい、「タッタ」のダンスをおどる(写真は栄小学校提供)

みんなで「終わりの言葉」を聞く(写真は栄小学校提供)

 

 休み時間になると校舎の窓から顔を出して、1~2年生のパフォーマンスを見る子もいた。

 

 この日の行事は、コロナ対策で来賓招待なし、保護者の来校も各世帯2人に限ることになった。PTAの人たちも一緒に、入口で健康カードをチェックし、消毒と検温を実施していた。

 
 長尾信一校長は一段落したあと、「運動会や学芸会、移動教室など『みんなで作り上げていく学習』がことごとく中止や縮小となるなか、今回のような形であっても、学年で作り上げていく『スポーツの日』が実施でき、保護者の方に子どもたちが活躍する姿を見ていただく機会を作れたことが何よりもうれしい」と振り返っていた。
(北嶋孝)(写真は筆者撮影。最後の2枚は栄小学校提供)

 

【関連情報】
・校長室だより(1・2年生の「スポーツの日」)(栄小学校

 

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1-2年生がかけっこや玉入れ 栄小学校の「スポーツの日」」への1件のフィードバック

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    写真を追加してトップ写真を入れ替えたほか、掲載位置も変えました。(編集部)

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