練馬区内の病院で新型コロナウイルスに集団感染 8日までに入院患者、看護師ら計49人

投稿者: カテゴリー: 新型コロナウイルス オン 2020年12月9日

ねりま健育会病院

 練馬区大泉学園町7丁目の医療法人社団健育会「ねりま健育会病院」(酒向正春院長)は12月7日、11月末から新型コロナウイルスの集団感染が発生し、同日までに病棟入院患者や看護師ら計49人の感染が判明したと発表した。病院の新規入院と外来診療は中止している。

 

 これまでの感染者は入院患者37人、看護師ら職員12人。「今後も練馬保健所の指導を仰ぎながら院内のゾーニングと感染対策を全力で遂行します」としている。

 

 これまで病院がホームページに発表してきた「お知らせ」によると、11月27日夕方に病棟の入院患者3人の感染を確認し、翌28日に入院患者1人の感染が分かった。そこで入院患者と職員ら計116人にPCR検査を実施したところ、30日にさらに11人の感染が確認された。その後も2日まで14人、3日まで10人、7日までに10人の感染が明らかになった。

 

 併設している介護老人保健施設の入所者と職員のPCR検査も実施し、全ての陰性が確認されたという。また当面の間、新規入院、老健入所、外来受診、外来・通所・訪問のリハビリテーション、訪問看護を中止している。

 

 同病院は3階建て。1階が診療リハビリフロア、2階が病室フロア、3階が老健施設の居室フロアとなっている。

 

 練馬区によるとこの間、練馬保健所、東京iCDC(感染対策支援チーム)、東京都福祉保健局が病院に立ち入り、感染拡大防止を指導してきた。8日の練馬区発表では「感染者と軽微な接触のあった方やコロナウイルス感染が疑われる症状のある方に、積極的にPCR検査を実施する予定」としている。

 

 同病院は回復期リハビリテーションセンターとして、専門医が常勤体制で脳血管疾患・運動器疾患・内部疾患廃用症候群のリハビリテーション医療に取り組むほか、介護老人保健施設(ライフサポートねりま)、居宅介護支援事業所、訪問看護、訪問リハビリなどを含め、「大泉学園複合施設」を構成している。同施設によると、病院のベッド数は100床、老健施設の定員は80人という。
(北嶋孝)

 

【関連情報】
・新型コロナウイルス感染症発生のお知らせ(第四報:12/7 更新)(医療法人社団健育会大泉学園複合施設 ねりま健育会病院・ライフサポートねりま
・区内病院における入院患者等の新型コロナウイルス感染について(第3報)(練馬区

 

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