Print This Post Print This Post
わいわいフードパントリー

フードパントリーは6月まで続く 西東京わいわいネットが田無駅北口前で

投稿者: カテゴリー: 交流・共生食・調理 オン 2021年4月18日

 西東京市の田無駅北口前で始まったフードパントリー活動が年度を超え、4月半ばのいまも続いている。元八百屋の店舗を借りて昨年10月から3月末までの予定で始まった。しかし「食」支援の必要な人たちが急に消えるわけではない。貸主の厚意もあってこれまで通り毎週2回、支援活動は6月まで続くことになった。(写真は、会場の元八百屋さんの店舗)

 

 4月17日午後3時前。この日は小雨が降ったり止んだりの天気だった。半開きのシャッター前で、傘を手にした子どもたちが2~3人、すでに並んでいた。やがて開店すると、幼子を連れたお母さん、お父さんも姿を見せる。「こんにちわ」「手を消毒してね」「登録はこっちですよ」…。出迎えのスタッフが声を掛ける。手続きを済ませた人たちが長テーブルにやって来て、食品を袋に入れていく。

 

小袋のお米

米、スパゲティーなどが並ぶ

 

 米は1キロずつ半透明の袋に小分け。スパゲッティー、ラーメン、醤油、缶ジュース、プリン、豆腐など、食卓に載るものなら何でも。コマツナやキャベツなどの新鮮野菜も並んだ。案内も分かりやすい。「ケースからひとつとってね」「2つとっていいよ」「1家庭で1つ」と手製のポップが立っていた。

 

 ヨチヨチ歩きの子がお母さんに抱えられて手を伸ばし、1キロの米袋を片手でしっかり掴み取る。「わぁ、すごい」「力持ちだねえ」。歓声が上がり、お母さんが引き継いで袋に取り込んだ。お父さんと一緒の子も。中には泣き出す子もいる。スタッフがすぐにあやして親に引き継ぐ光景も見られた。店内がまだ混み合っているとき、帰り際の子がひときわ大きな声で「ありがとうございました!」。お礼の言葉に、スタッフも「ありがとうございました」「また来てね」と返すと、店内がいっそう和やか、にぎやかになった。

 

食品提供

若いボランティアスタッフが出迎える

 

 午後4時閉店までの1時間にやって来たのは37組73人。「今日は少ないわね」「雨だから」「年末や今年2月は1回100人を超えていました」などとスタッフが話してくれた。主催団体の「西東京わいわいネット」(岸田久惠代表)によると、昨年10月から今年3月末までの半年間にフードパントリーを開いたのは計49回。訪れたのは、延べ453組2653人に上った。

 

 西東京わいわいネットは子ども食堂を開いてきた市民団体。コロナ感染の広がりで子ども食堂が一時休止になったことを契機に、フードパントリー活動を始めた。スタッフはボランティアで、主婦や年輩が多いけれど、中高生や大学生ら若い人もいる。この3月から、早稲田大学で日本の近現代史を学んだモスクワ出身のヒトロワ・ユーリアさん(25)も参加した。「ここの前をよく行き来していました。あるとき入ってみたら、参加出来ると分かったので来ています。みなさんの活動はすばらしいですね」と話し、来場した人たちの手消毒を手伝っていた。

 

 代表の岸田さんは「フードパントリー活動への助成は昨年度いっぱいでした。しかしコロナ感染は治らないし、生活に困っている人もいる。どうするか話し合い、資金が続く6月まではがんばろうと決めました」と話している。

 

 フードパントリーを開くのは毎週土曜日午後3時~4時、水曜日午後7時~8時の週2回。岸田さんは「必要な人、困っている方々にこれからも食の支援を続けたい。今日も、食べものを寄付してくれた方がいました。寄付は大歓迎です」と話している。
 連絡先は、電話(042-467-0498 岸田)、メール(hisae.kishida@gmail.com)。
(北嶋孝)

 

(Visited 439 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA