「市民の命と健康、安全を第一に」 西東京市のオリンピック聖火リレーは7月14日
東京2020オリンピック聖火リレーが7月14日、西東京市にやって来る。ルート付近の道路で大がかりな交通規制が実施されるるなど、リレー実施に伴う対応が西東京市議会の遣り取りで明らかになった。池澤隆史市長は「コロナ対策を徹底して、市民の命と健康、安全を第一に判断する」と述べた。
市内の聖火リレーは7月14日午後2時30分ごろ青梅街道の東伏見交差点を出発し、午後3時14分ごろに芝久保町5丁目のけやき小学校に到着予定。このため東伏見交差点から北原西交差点までは午後1時40分から午後3時30分まで、北原西交差点から多摩六都科学館までは午後1時55分から午後4時10分まで、車の通行や道路の横断ができなくなる。
聖火リレーは東京都、特別区町会、市長会、警視庁、東京消防庁、都体育協会などで構成する東京都聖火リレー実行委員会が運営する。池澤市長は「安全な実施に向けて準備していると聞いている」と述べた上で、聖火リレーへの対応は「西東京市民の命と健康、安全を第一に判断していく」と強調した。
都内の聖火リレーは7月9日の世田谷区を皮切りにスタート。14日は清瀬市、東久留米市から西東京市に引き継ぎ、小金井市、府中市に続く予定となっている。
パラリンピックの西東京市内の聖火リレーは8月23日。午前11時40分ごろ西東京市スポーツセンター(中町1丁目)を出発し、午後0時2分ごろ保谷中学校(保谷町1丁目)に到着が予定されている。
新型コロナウイルス感染が広がり、オリンピック・パラリンピックの開催に最近は疑問の声も上がっている。池澤市長は「中止や延期を求める意見があることは承知している」としながらも、「大会の開催は国、東京都、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、国際オリンピック委員会、国際パラリンピック委員会の協議で決定すると認識している」と述べるにとどめた。
(北嶋孝)
【関連情報】
・東京2020オリンピック聖火リレー交通規制について(西東京市Web)
・東京2020パラリンピック聖火リレーについて(西東京市Web)
・関連情報(聖火リレー等)(東京2020大会東京都ポータル)