小平市が自宅療養者らに食料配布 都からの配布遅れに緊急対応
小平市は8月18日、新型コロナウイルスに感染した自宅療養者と濃厚接触者に食料品などを配布する事業を実施する、と発表した。感染者の急増に伴って東京都の自宅療養者フォローアップセンターからの食料品配布が遅れていることへの緊急支援策。(写真は、東京都が配食する1人1週間分の食料=東京都福祉保健局のページから)
対象者は自宅療養者と一人暮らしの濃厚接触者、世帯全員が濃厚接触者の世帯。一人(1世帯)当たり3日分の食料を送る。レトルトご飯やゼリー食品、カップ麺、缶詰め、野菜ジュース、スポーツドリンクのほか、マスクや生理用品、トイレットペーパーなども含む。
8月20日から電話で申し込みを受け付け、診断した医療機関名や診断日などを聴き取り、感染などの事実を確認する。原則として午後3時頃に翌日送付分を締め切り、遅くとも翌々日までに配布する。
都は昨年11月に開設した自宅療養者フォローアップセンターを通じて健康観察やパルスオキシメーター貸与などの支援策を実施しているが、自宅療養者の急増によって食料品などの配送が滞っている。
小平市では8月13日時点で新たに発生した患者数が72人と過去最多を記録。16日時点で患者数435人のうち自宅療養者は295人と7割近くを占めている。
(片岡義博)
【関連情報】
・自宅療養者・濃厚接触者に食料品などを支援(小平市)
・市内の患者数・患者情報(小平市)
・「自宅療養者フォローアップセンター」が新型コロナとの闘いを支えます(東京都政策企画局)
・自宅療養者フォローアップセンターから健康観察を受ける方へ(東京都福祉保健局)
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